楽しいこといっぱいやっていこう!新生ザ・プラン9が宣言、“大阪06”として東京03をライバル視
ステージ
ニュース
ザ・プラン9。左から爆ノ介、コヴァンサン、浅越ゴエ、お~い!久馬、ヤナギブソン、きょうくん。
昨日10月23日、大阪・なんばグランド花月で開催した単独ライブ「3543」で新メンバーをお披露目したザ・プラン9。公演後、会見を開いてメンバー増員の経緯や今後について語った。
ザ・プラン9は2001年4月にお~い!久馬、鈴木つかさ、浅越ゴエの3名で結成。2002年4月になだぎ武、ヤナギブソンが加入して5人組となった。2004年には「第34回NHK上方漫才コンテスト」優秀賞を受賞。2006年の「M-1グランプリ」で決勝進出を果たしたのは2人組以外のユニットでは大会史上唯一のこと。2008年、鈴木が脱退し、翌年2009年に「久馬歩責任編集『月刊コント』」を“創刊”する。以降、今年2020年の新型コロナウイルスによる中止、自粛を除いて毎月開催している。2015年にはなだぎが脱退。そしてチョップリンとして活動していた小林幸太郎、西野恭之介と、爆ノ介の3人をこのたび迎え、6人体制に。小林はコヴァンサン、西野はきょうくんと名乗り、「チョップリン」名義での活動は今後予定していない。
久馬は「3人も本当に楽しかったけど、大人数でやりたい、4人、5人の次は6人に挑戦したいという思いがあった」と告白。たむらけんじの紹介で爆ノ介を新メンバーに選んだが、「『こう来たか』というのがやりたかった」とフリーになったタイミングでチョップリンにも声をかけたと明かす。浅越ゴエは「とても新鮮な気持ちで楽しみ。いろんな組み合わせができるし、いろんな番組で共演できれば」と期待。ヤナギブソンは「人数が増えて可能性も増えるので楽しみしかない。1人ずつ個性が違うので末永く応援していただけたら」とアピールしつつ、揃いの衣装を着たことで「コヴァンサンと久馬の見た目がほぼ一緒」だということに気がついたと話して笑わせた。
新メンバーのきょうくんは「まだふわふわしてる」と心境を吐露。コヴァンサンは「フリーになって半年間、ボケと経理を担当していた。ボケだけに集中できる環境はありがたいと」と感謝した。「憧れてたお兄さん方なので、意味がわからない。長いドッキリをされているよう」と夢心地な爆ノ介が「シティボーイズ、大人のコント集団に憧れてたのですごいうれしかった」とコメントすると、「それやったらシティボーイズさんのところへ」とメンバーからツッコミが。「キングオブコント」への意欲を聞かれた久馬は「この新体制になって挑戦したいと思う。第7世代とかががんばってるんで、おじさんたちも負けないぞというところを見せてやりたい」と力を込める。「東京03のライバル、大阪06としてがんばっていきたい」とも話し「いっぱい面白いことをやっていきたいと思ってます!」と宣言した。
3人の加入は単独ライブのコント内で明らかに。久馬、浅越、ヤナギブソンが麻雀卓を囲んでいると、インターホンが鳴って爆ノ介が登場した。「メンバーなろか!」という久馬の言葉に会場は大きな拍手。もう一度インターホンが鳴り、現れたチョップリンの2人の姿にもどよめきと歓声が沸き起こった。「このメンバーでやっていこう」と意気投合する6人だったが、再びインターホンの音が。やってきたのはヘッドライトで、彼らはギャグでひとスベリしたあと「麻雀が好きだし一緒にやりたい」と懇願するも、ほかの6人全員が「一緒にやりたくない」と挙手して意思表示する。さらにギャグでスベったヘッドライトが去っていくと、6人は改めて「楽しいこといっぱいやっていこう!」と約束した。
新生ザ・プラン9による初めてのコントイベントは11月8日(日)、大阪・よしもと漫才劇場での「月刊コント」。12月7日(月)、8日(火)にはなんばグランド花月にて「ザ・プラン9芝居座~其の四~オーナイ!~通夜~」が開催される。新メンバー加入によってザ・プラン9の生み出す笑いがどんな変化を遂げたのか、劇場に足を運んで確かめよう。
※記事初出時、キャプションに誤りがありました。訂正し、お詫びいたします。