オフィスマウンテンがZoomでズームアップする“顔面演劇”「アながあくほド」配信
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オフィスマウンテン顔面演劇「アながあくほド」ビジュアル
オフィスマウンテン「アながあくほド」が、10月31日23:59までVimeoにて配信されている。
「アながあくほド」は、コロナ禍によってリモートでの表現を余儀なくされたオフィスマウンテンが発表した“顔面演劇”。オフィスマウンテン主宰の山縣太一が脚本を書き下ろした本作では、Zoomを介して、出演者の顔面をズームアップした“ズーム演劇”が繰り広げられる。出演者には岡田勇人、飯塚大周、宮崎輝、矢野昌幸が名を連ねた。
“顔面演劇”発案者の1人である岡田は「ビデオ・コミュニケーションが当たり前となってきて、首から上だけが画面に映った状態で他人の身体と向き合うことが圧倒的に増えました。いっそ、顔面だけで表現をつくれないだろうか?ということで、完全オンラインで最接近戦=顔面演劇に挑戦することにしました」「誰も観たことない、そもそもやろうと思わない表現を立ち上げたいと思います」とコメントしている。
10月23日にTAKE1、24日にTAKE2、本日25日にTAKE3とそれぞれ異なったテイクが配信されており、各テイクの視聴料は500円。
岡田勇人コメント
オフィスマウンテンの演劇は、観客と役者の間の距離を放っておかずに、常に問題にしてきました。
役者が、身体と言葉を使って観客の身体にアクセスし、動かす、インファイトな上演のスタイルが得意でした。
さて、オフィスマウンテンのオンライン演劇。接近戦は無謀でしょうか?
ビデオ・コミュニケーションが当たり前となってきて、首から上だけが画面に映った状態で他人の身体と向き合うことが圧倒的に増えました。
いっそ、顔面だけで表現をつくれないだろうか?ということで、完全オンラインで最接近戦=顔面演劇に挑戦することにしました。
顔面演劇とは言ってみたものの、やってみれば、果たしてこれは何なのか? つくってる私たちも試行錯誤、なぜか全身が日々筋肉痛です。
顔には泥を塗るくらいがちょうどいい。誰も観たことない、そもそもやろうと思わない表現を立ち上げたいと思います。
オフィスマウンテン顔面演劇「アながあくほド」配信
2020年10月23日(金)~31日(日)
脚本:山縣太一
顔面演劇発案者:岡田勇人、馬場祐之介
出演:岡田勇人、飯塚大周、宮崎輝、矢野昌幸
※宮崎輝の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。