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ドラマ「沈黙のアリバイ」“笑わない男”役の仲村トオル「歯をくいしばって演じた」

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「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」

ドラマ「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」の放送を控える仲村トオルと、原作者・横山秀夫のコメントが到着した。

仲村主演の本作は、岸谷五朗主演ドラマ「横山秀夫サスペンス モノクロームの反転」とともに、横山の連作短編集「第三の時効」内の小説を映像化したもの。山梨県警本部の強行犯捜査係で班長を務める2人の男の姿が描かれる。強行犯捜査係一課・通称一班の班長で“青鬼”の異名を持つ孤高の刑事・朽木泰正を仲村が演じ、一班に対抗心を燃やしつつ強行犯捜査係を引っ張る三班の班長・村瀬恭一に岸谷が扮した。飯田基祐、内田朝陽、尾上寛之、白石隼也、岩松了、平田満が共演に名を連ね、「沈黙のアリバイ」には音尾琢真や忍成修吾も出演している。

過去に「18番ホール」「陰の季節」「刑事の勲章」といった横山原作のドラマで主演を務めてきた仲村。本作で演じた朽木について「刑事というスイッチが24時間、ONになったままの男」「自らOFFのスイッチは二度と使えないように破壊して、過去の事故に纏わる十字架を背中に絶対にほどけないロープで縛って生きているような人間だと感じました」と語る。さらに「『笑わない男』朽木を彼と同じように、心の中の歯をくいしばって演じました。多くの人に視ていただきたいです」とコメントした。

そして横山は、2作品を「仲村トオルさんと岸谷五朗さんの『刑事っぷり』がすこぶる魅力的なのはもちろん、部下の刑事役の方々がどなたも素晴らしかった。さらには円熟の平田満さん。もう言うことなし、です」と絶賛した。

「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」はテレビ東京で10月26日20時から放送。「モノクロームの反転」は11月9日の20時からオンエアされる。

月曜プレミア8「横山秀夫サスペンス 沈黙のアリバイ」

テレビ東京 2020年10月26日(月)20:00~21:54
※テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送でもオンエア

月曜プレミア8「横山秀夫サスペンス モノクロームの反転」

テレビ東京 2020年11月9日(月)20:00~21:54
※テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送でもオンエア

横山秀夫 コメント

自作を元にした映像作品を客観的に観るのはなかなか難しいのですが、しかし、これは2作品とも相当おもしろいのではないかと。実録タッチの導入部から、刑事と犯人の人間性がじわじわと立ち上がってくる中盤、そして怒涛のラストまで、まったく目が離せませんでした。仲村トオルさんと岸谷五朗さんの「刑事っぷり」がすこぶる魅力的なのはもちろん、部下の刑事役の方々がどなたも素晴らしかった。さらには円熟の平田満さん。もう言うことなし、です。

仲村トオル コメント

朽木を演じた感想

公私を分けることをせず、刑事というスイッチが24時間、ONになったままの男だと感じました。
自らOFFのスイッチは二度と使えないように破壊して、過去の事故に纏わる十字架を背中に絶対にほどけないロープで縛って生きているような人間だと感じました。

岸谷五朗との共演について

「ニアミスが多いな」とずっと思っていました。Wikipediaで調べたら、10年前のWOWOW横山秀夫サスペンスだけではなく、何作品も同じタイトルの作品に出演していましたが、一緒のシーンは全くありませんでした。歳も近く、自分が1つ下です。実は住んでいるところも近く、岸谷さんがほぼ毎日走っているという道を僕も頻繁に通っていますが、一度もお会いしたことがありません。この作品をきっかけに、この先、この作品以上にガッツリ御一緒したいです。

横山秀夫作品の印象

ミステリーでもサスペンスでも、人間が、人生が強い筆圧で書かれている、という印象があります。

視聴者へメッセージ

緊急事態宣言があけて、自分としては撮影現場に戻れた喜びもありましたが、とても厳しいスケジュールの中、様々な新しい制約とハードルを乗り越え、スタッフ、キャスト一丸となって完成させた作品です。どんな状況であろうと自分たちの仕事を諦めず、手を抜かず、全力を尽くす、という姿勢は、ドラマの中の捜査一課の人間たちの姿ととても似ていたような気がします。自分も、「笑わない男」朽木を彼と同じように、心の中の歯をくいしばって演じました。多くの人に視ていただきたいです。

(c)横山秀夫/集英社・テレビ東京