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近代化するチベットの家族を描く映画『羊飼いと風船』1月公開、予告編も

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映画『羊飼いと風船』が2021年1月22日から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

『第76回ヴェネチア国際映画祭』Sfera 1932 Awardスペシャルメンションに選出され、『第20回東京フィルメックス』最優秀作品賞を受賞した同作。チベットで牧畜をしながら暮らす祖父、若夫婦、3人の息子たちは、昔ながらの素朴で穏やかな生活を送っていたが、近代化によって受け継がれてきた伝統や価値観が少しずつ変わり始め、ある日子供たちのいたずらによって家族の間にさざ波が生じるというあらすじだ。英題は『BALLOON』。

出演者はソナム・ワンモ、ジンバ、ヤンシクツォ。同作が初の日本劇場公開作となるペマ・ツェテンが監督と脚本を務めた。

今回の発表とあわせて予告編とポスタービジュアルが公開。予告編では、男性と子供たちの「父ちゃん、風船は?」「今度町に行ったら買ってきてやる」という会話や、女性が「婦人の問題なので男の先生に言いたくないです」と相談する様子、「世界は変わったのに君たちは変わらないな」という言葉、突然訪れる祖父の死、赤い風船が青空に浮かぶシーンなどが確認できる。

ポスタービジュアルには、子供が大草原を駆ける姿などが写し出されている。
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