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551蓬莱のCMパロディも炸裂! 面白さに事欠かない『極主夫道』のドラマ作り

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 玉木宏が元極道のスーパー専業主夫を演じる『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)。第3話では、龍(玉木宏)と弟分の雅(志尊淳)がハロウィンのお楽しみ会に向けて奮闘していくなかに散りばめられた、コミカルな小ネタが話題となった。

 テレビで「令和のグッドファザー」として紹介されていた千金楽(鈴木浩介)。向日葵(白鳥玉季)の学校でPTA会長を務め、医師としての仕事だけではなく、家庭を大切にする千金楽は、主夫道を極めたい龍にとって、目標となる人物になった。

 千金楽がハロウィンのお楽しみ会を開催することを知った龍は協力することに。しかし、龍はハロウィンのことを全く知らない。そこで雅と純喫茶でアルバイトをする女子大生・ゆかり(玉城ティナ)とともに、ハロウィンについて調査を始める。しかし、龍なりに何とか準備をしていくのだが、お楽しみ会で始めた「桃太郎」の劇にも相変わらず随所に“極道感”が。言葉が全て極道口調になっていて、ストーリーが全然入ってこない。

 そして、指名手配されている強盗犯が学校に侵入。千金楽が犯人びびりながらも拳を出すと、タイミングよく龍が犯人の足にボールを当てて、その反動で手が犯人にクリーンヒット。無事犯人逮捕に繋がり、千金楽の手柄となった。

 第3話では、ゲストとして鈴木浩介が登場。龍が兄貴と慕っていた千金楽は、実はSNSでいいね集めをする、下心が隠し切れない家庭的な医師。千金楽が表には出さない心の声と、妄想して笑みを浮かべる表情は、これまでミステリアスな役をはじめ幅広くこなしてきた鈴木のコメディアン性が発揮された役だったろう。

 本作で外せない要素の一つとなっているのが、毎話出てくるコミカルな小ネタ。第3話では、100均に買い出しに向かった先で龍が「100均は家事の味方や」と商品を手にとり、妄想していく。フルーツ絞りがないとき、あるとき、ランチピックがないとき、あるとき……と551蓬莱のCMである「〇〇があるとき〜、〇〇がないとき〜」のパロディを色んなパターンで展開。原作漫画の再現度が話題となり、その後も100均グッズのクイズコーナーを展開したりと、面白さに事欠かない作りになっている。


 “極道”のその道を極めていこうとする性格や、忠誠を誓った人のために努め続ける性格が、“主夫道”を極める姿と誰かのために行動していく姿に繋がる。極道と主夫が日常の中で共存していくことのおもしろさだけでなく、龍が自分以外の人のため、予想外の的確な行動を起こして、手助けをしていく姿に心打たれるものがある。

■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。TwitterInstagram

■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
公式サイト:https://www.ytv.co.jp/gokushufudo/
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