阿部純子やアリーナ・ザギトワも出演 日露合作映画『ハチとパルマの物語』2021年3月にロシア公開
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日露共同製作映画『ハチとパルマの物語』が、2021年3月にロシアの全土約1000スクリーンで公開されることが決定した。
ロシア大手の映画会社マーズメディアとセントラル・パートナーシップが配給を務める本作は、1976年の旧ソ連時代、モスクワ国際空港に実在した名犬「パルマ」のエピソードを基に描かれた人間ドラマ。母の死とともに心を閉ざしてしまった少年コーリャと、はぐれた飼い主を空港で待ち続ける犬パルマ。二つの魂が出会うきっかけをつくったのは、秋田犬ハチだった。日露の名犬が少年の孤独な心を救う。
主役のコーリャ少年を演じるのは、200人を超える応募者からオーディションで選ばれた子役レオニド・バーソフ。そのほか、『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』のアレクサンドル・ドモガロフ、『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』のヴィクトル・ドブロヌラヴォフらが脇を固める。さらに日本からは、渡辺裕之、藤田朋子、壇蜜、阿部純子らが出演。また、フィギアスケーターのアリーナ・ザギトワも本人役で登場する。主題歌は堂珍嘉邦(CHEMISTRY)が手掛け、出演も果たしている。
監督を務めたのは、俳優としても活動し、本作で初めて親子での参加を果たしたアレクサンドル・ドモガロフ・ジュニア。撮影は、2019年7月から2020年7月まで、ロシア・モスクワと秋田県大館市で行われた。
本作のロシアでの上映は、共作作品としては史上最大となる1000スクリーン規模となり、
ハリウッド超大作にも匹敵する観客の動員を見込んでいるという。ロシアで公開された他の作品としては、国内で大ヒットを記録したロシア製戦争映画『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』が1715スクリーン、日本でも公開中の『TENET テネット』が1217スクリーン、ポン・ジュノ監督のオスカー受賞作『パラサイト 半地下の家族』が280スクリーン、カンヌでパルムドールを獲得した是枝裕和監督作『万引き家族』が138スクリーン、2019年の日露合作映画『ソローキンの見た桜』はコロナ禍の影響で公開が延期されているが、今年の12月に150スクリーンで公開される予定となっている。
なお、日本での公開は2021年初夏を予定している。
■公開情報
『ハチとパルマの物語』
2021年初夏、全国公開
出演:アレクサンドル・ドモガロフ、レオニド・バーソフ、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ渡辺裕之、藤田朋子、アナスタシア、壇蜜、高松潤、山本修夢、早咲、阿部純子(友情出演)、堂珍嘉邦(友情出演)、アリーナ・ザギトワ(友情出演)
監督:アレクサンドル・ドモガロフJr.
脚本:アレクサンドル・ドモガロフJr.、村上かのん
プロデューサー:益田祐美子
配給:東京テアトル/平成プロジェクト
(c)2021パルマと秋田犬製作委員会
公式サイト https://akita-movie.com/