日露の忠犬描く「ハチとパルマの物語」ロシアで公開、共作作品として最大規模
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「ハチとパルマの物語」
日本とロシアの共同製作映画「ハチとパルマの物語」が、2021年3月にロシアで公開されることが決定した。
旧ソ連時代に実在した“忠犬パルマ”のエピソードを題材とする本作。秋田犬ハチを通じて、母の死で心を閉ざした少年コーリャが空港で飼い主を待ち続けたパルマに出会い、孤独な心を救われていくさまが描かれる。
オーディションで200人を超える応募者から選ばれた子役レオニド・バーソフがコーリャを演じ、「ソローキンの見た桜」のアレクサンドル・ドモガロフ、「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」のヴィクトル・ドブロヌラヴォフも出演。日本からは渡辺裕之、藤田朋子、壇蜜らが参加し、阿部純子、堂珍嘉邦(CHEMISTRY)、フィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワが友情出演した。堂珍は本作のために主題歌も書き下ろしている。
ロシアでは、共作作品として史上最大規模となる約1000スクリーンで上映。過去には外国映画である「パラサイト 半地下の家族」が280スクリーン、「万引き家族」が138スクリーンで公開されており、それらを大きく上回る上映館数となっている。
アレクサンドル・ドモガロフ・ジュニアが監督した「ハチとパルマの物語」は、日本では2021年初夏に全国ロードショー。撮影は2019年7月から2020年7月までロシア・モスクワと秋田県大館市で行われた。
(c)2021パルマと秋田犬製作委員会