中国の差別暴こうとした実在の記者がモデル、ジャ・ジャンクー製作「不止不休」公開
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「The Best Is Yet To Come(英題)」
ジャ・ジャンクーが製作を担当した中国映画「The Best Is Yet To Come(英題)」(原題「不止不休」)が2021年に全国で公開される。
本作は実在の新聞記者をモデルにしたサスペンスエンタテインメント。2003年SARS流行後の中国を舞台に、若きジャーナリストがB型肝炎患者に対する差別が蔓延していることを暴こうとするさまが描かれる。「人魚姫」のバイカー、「芳華-Youth-」のミャオ・ミャオ、ドラマ「隠秘的角落(原題)」のチャン・ソンウェンが出演した。
監督を務めたのは「罪の手ざわり」以降、ジャ・ジャンクーの作品に助監督として参加してきたワン・ジン。本作で長編監督デビューを飾り、第4回平遥国際映画祭で最優秀監督賞に輝いた。また撮影をユー・リクウァイ、音楽を半野喜弘が担当。第77回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門、第45回トロント国際映画祭に正式出品された。
なお本作は、第21回東京フィルメックスのコンペティション部門にも正式出品されており、10月30日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、11月1日にTOHOシネマズ シャンテで上映。11月1日にはワン・ジンのリモートQ&Aも実施される。