「5人で踊っている時が本当に楽しい!」セクシー&クールなM!LKの魅力全開 生配信ハロウィンライブレポ―ト
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M!LK 撮影:笹森健一
5人組ダンスボーカルユニットM!LKが10月25日(日)にオンラインライブ『SEXYHALLOWEEN~WHO IS VAMPIRE~』をニコニコ動画プレミアム会員限定で開催した。
今回のライブのテーマは「ハロウィン」。ライブに先駆けてティザー映像も公開されている。
そんなハロウィンライブのためにセットリストや演出のアイディアを話し合っているメンバーのもとに差出人不明のハロウィンパーティーへの招待状が届く。
実はメンバーのひとりがヴァンパイア。そのメンバーとは? ライブ当日までにはヒントとなる写真や映像がオフィシャルSNSなどに投稿され、み!るきーず(ファンの総称)の期待感を高めていた。
果たしてヴァンパイアは誰なのか? そんなハロウィンを軸に行われた自身三度目となる配信ライブは新旧取り混ぜたメドレーを含む16曲のセットリストで、かっこよさはもちろんのこと、キュートさあり、セクシーもあり、そして笑いもあり、とM!LKらしさを大いに見せつけるものとなった。
今回の「物語」の始まりともなる招待状の文面とメンバー紹介がオープニング映像として流されたのちにライブ本編がスタート。ハロウィンらしいクラシカルなセットに、大人っぽい衣裳と仮面姿のメンバーが登場し、ライブでは久しぶりの披露となる『白黒Brand New World』で幕を開けた。普段とは違う、ハロウィンを意識したメイクも5人のビジュアルを引き立てる。2曲目の『サラブレッド御曹司 CITY BOY』ではコメント欄でもBONBONコールが起こり、早くも盛り上がりを見せた。
最初のMCではリーダーの吉田が「『SEXY HALLOWEEN~WHO IS VAMPIRE~』無事開催することができました! 先日、僕と佐野がみなさんにご心配をおかけしたんですけども、今は元気です」と新型コロナウィルスからの復活を報告。吉田が「元気―?佐野くん」と問いかけると佐野も「元気です!」と応えて見せた。
M!LK初のハロウィンライブということもあり、メンバーも気合い十分。佐野の「盛り上がっていきましょう!」という言葉と共に画面はショートムービーへ切り替わり、ヴァンパイア姿に扮した5人が。思い思いに口についた血を拭うような仕草を見せると、その麗しさにコメント欄にも声にならない声が並んだ。
そのヴァンパイアを思わせる衣裳のまま披露されたのはハロウィンにもぴったりなダンスナンバー『MAGIC CARPET』。キレキレのダンスに時折見せる妖艶な表情で“SEXY
HALLOWEEN”のタイトルにふさわしい色気を見せた。また意味深な右手の白い手袋は、誰がヴァンパイアなのかヒントも隠されていたようで、視聴者の推理欲もかきたてる。続いては打ってかわってメロウな雰囲気に。この日初披露となった新曲『君の知らない世界へ』に視聴者も沸き立つ。マントを活かした振り付けもさるごとながら、大人っぽい歌詞は彼らの新しい一面を見せることとなった。
“WHO IS VAMPIRE”のヒントとなるショートムービーが再び映し出されたあとは、スイーツのモチーフがついたキュートな衣装でこれも久しぶりの披露となる『gkbl』。息の合ったダンスを見せつつ、それぞれが笑顔を弾けさせ、視聴者をほっこりとさせた。
着席スタイルで行われたMCではニコニコ動に寄せられたコメントのほか、#SEXY
HALLOWEENでツイートされたものを紹介。「ほんとにセトリ神様」「gkblよかった
!」「衣裳かわいい!」「元気な5人が見られて嬉しい!!」などみ!るきーずの熱に触れてメンバーも表情を緩めた。
また、ヴァンパイア予想も白熱。コメント欄には佐野と山中の名前が多く挙げられていたが、曽野は「思わせぶりなミスリードもあるからね」と意味深な笑み。
ここで、再びスイーツモチーフの衣裳、目の前にお菓子が詰まったかぼちゃ型バケツに触れる塩崎。「この曲をやるって気づいていた人もいるんじゃないかな? 『男子スイーツ部発足します!』トリックオアトリート!ぽんぽんぽん!」とMC席からそのまま曲に突入。
続いてはファーストシングル『コーヒーが飲めません』をハロウィンバージョンでお届け。椅子を使っての演出は大人の色気を醸し出し、とてもではないが「コーヒーが飲めないようには見えない」。思わず「大人になられて……」とつぶやくみ!るきーずも。
そして佐野の「思いを込めて歌います」と紹介されたのは本編最後の曲となる『Goin’Down』。思いを込めて、という言葉の通り、しっとりと歌い始める佐野と吉田。ほかのメンバーもどこかこの時間を惜しみながら歌っているようにも見えた。視聴者にもその想いが伝わっているようで「泣きそう」「やばい」など感動のコメントがあふれる。
だが、ここでは終わらない。“WHO IS VAMPIRE”のヒントとなるショートムービーのおさらいとメイキングが流れたあと「ハロウィンアフターパーティーのはじまり。ヴァンパイアが誰かラストまで見逃すな」の文字が。そう、まだヴァンパイアが誰なのかが明かされていないし、ファンの熱は今、最高潮なのだ。
始まった”アフターパーティー”では、インディアンに仮装した塩崎が登場、ひとりで『めちゃモル』をハイテンションに披露。ここからはメンバーがそれぞれ仮装して登場し、曽野は海賊コスで『ERA』をスタイリッシュに、山中はモーツァルトコスで羊のぬいぐるみを抱きながら『ボクラなりレボリューション』をたおやかに歌えば、吉田はナポレオンコスで自身のソロ曲『夢がまだ』をキレのあるダンスと共に届けた。そんな個性溢れる仮装の中、一番の話題をかっさらった仮装は佐野のエルビス・プレスリー。『テルネロファイター』を歌うが、歌唱時間が短かったにも変わらず、そのなりきりっぷりとインパクトで視聴者を笑いの渦に巻き込んだ。
そのあとのMCではやはりそれぞれの仮装について。エルビス・プレスリーに扮した佐野はメンバーからの「似合ってるよ」の一言に笑みを見せ、「俺も自分で似合うと思ったし、めっちゃ父親に似ていて遺伝子継いでるな、と思った」。本当は塩崎が着用していたインディアンコスがよかったのだが、ジャンケンに負けてエルビスコスになったのだそう。「実際にエルビス・プレスリーの曲も聴いて、今回好きになったから結果的にじゃんけんに負けてよかった」と満足げに話した。視聴者もエルビスコスのインパクトが強かったのか「佐野くん優勝」のコメントが並んだ。
吉田からは11月に今回のライブの実況生放送番組の放送が決定したことが発表され、ライブの裏側だけではなくもしかすると、仮装についてもまた詳しい話が聞けるかもしれないので要チェックだ。
そしてハロウィンライブも残すところ2曲に。
「みなさんの愛の力のおかげで成功させることができました。やっぱりM!LKってHOMEだな、と思いました」という佐野のコメントから名曲『HOME』へ。
全員仮装姿での歌唱ということもあり、普段とは違う『HOME』となったが、メンバーのM!LKというグループに対しての強い想いがより込められたものとなり、視聴者の心を打った。ラストは曽野の「最後は踊るのみ!」という呼びかけと共に『SAY YEAH』で盛り上げた。離れた場所にいても、メンバーと視聴者の熱が重なったのではないだろうか。
最後のあいさつでは、今回の演出を塩崎が担当したことが明かされ、視聴者の驚きを呼んだ。
「やりたいものを全部詰め込んで実現できたのがすごく嬉しくて、今は達成感に満ちあふれています」と満面の笑顔で語る塩崎にメンバーからも「本当にすごい!」と称賛と感謝の言葉がかけられた。
佐野は「すごく楽しかったですね!」と笑顔を弾けさせたあと「今回はみ!るきーずのみなさんもたくさん心配してくださって、(Twitterでも)トレンド入りをしたということで本当に感謝しています。生でみなさんにお会いしたいな、と思いますし、身体には気をつけてください」とファンを気遣った。また、「ライブができたことに達成感があふれている。いまは会えない中ですけど、いつか会える日が来ると信じています」と山中が静かに、でも力強く言うと、曽野も「今回のライブは楽しさを再確認できた」とライブの充足感を口にした。更に「何が楽しいかって5人で踊ってるとき。5人一緒に届けていることが本当に楽しかった。これからも5人で一緒に進めていけたらいいな、と思います」とメンバーとの時間を噛みしめるように語った。
そして吉田はこれまでと今回の配信ライブを振り返り、「ひとつひとつ、いろんなことが会えない中でも経験値になっているので、この貯めた経験値を会えるようになったら爆発させたい。これからも5人で楽しくいろんなコンテンツを出していきたいな、と思います」と思いを伝えた。
さて、ヴァンパイアの正体だが……楽屋でライブ後にくつろぐ5人の映像が。しかし4人の首筋には鋭い歯型。4人が楽屋を出ていき最後に残った佐野勇斗が唇の血を拭い、カメラに向かって挑戦的な表情を……変幻自在な役者としての一面も見せつけた。
ラストには「Next X’mas…」というメッセージが。今回のハロウィンライブでも新たな魅力を見せつけたM!LKだが、2020年の彼らからはまだまだ目が離せなさそうだ。
【M!LK ONLINE LIVE】SEXY HALLOWEEN〜WHO IS VAMPIRE〜
11月8日(日)23時59分までニコ生のタイムシフトで見逃し配信中!
※プレミアム会員もしくは新規で登録すると期間中無料で何度でも視聴できます
見逃し配信はコチラ→https://live.nicovideo.jp/watch/lv328318815
撮影/笹森健一、取材・文/ふくだりょうこ
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