松本利夫の主演作「無頼」公開日が12月12日に、井筒和幸「熱かった昭和時代へ」
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「無頼」
新型コロナウイルスの影響で封切り延期となっていた「無頼」が、12月12日より東京・K's cinemaほか全国で順次公開される。
井筒和幸が監督、松本利夫(EXILE)が主演を務めた本作は、昭和の時代を生き抜いたヤクザ者たちを描く群像劇。松本のほか、柳ゆり菜、中村達也、ラサール石井、小木茂光、升毅、木下ほうかがキャストに名を連ねた。
このたびの発表にあたり井筒は「コロナ禍で公開延期になっていた『無頼』が、まさか我が映画渡世で初めての年末正月作品になるとは…。今まで、はぐれ者ばかり描いてきた自分としては驚きです」と述べ、「どん底から這い上がり、欲望の昭和を生きたアウトローたち、その一家の半生を描いてます。疲れた大人、夢を失った若者、そして自分にも“くじけるな!”という映画です。2時間25分、さあ、奴らと共に熱かった昭和時代へ──」とつづっている。
※「無頼」はR15+指定作品
井筒和幸 コメント
コロナ禍で公開延期になっていた「無頼」が、まさか我が映画渡世で初めての年末正月作品になるとは…。今まで、はぐれ者ばかり描いてきた自分としては驚きです。「ガキ帝国」では少年院上がりの不良たち。「犬死にせしもの」は終戦直後の無法者。「岸和田少年愚連隊」は格差教育の落ちこぼれ。「パッチギ!」は京都ゼロ番地の在日高校生。「ヒーローショー」は 「失われた世代」たち。「黄金を抱いて翔べ」では金塊強奪の流れ者たち──。彼らは、貧困や偏見に抗った「寄るべなき者たち」でした。
本作も、どん底から這い上がり、欲望の昭和を生きたアウトローたち、その一家の半生を描いてます。疲れた大人、夢を失った若者、そして自分にも“くじけるな!”という映画です。2時間25分、さあ、奴らと共に熱かった昭和時代へ──。
(c)2020「無頼」製作委員会/チッチオフィルム