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「THE W」会見でファイナリストたちの思惑が交錯、吉住「顔ファンを増やしたい」

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「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」ファイナリスト。前列左からオダウエダ、Aマッソ、ゆりやんレトリィバァ、はなしょー、スパイク。後列左からTEAM BANANA、ぼる塾、紅しょうが、吉住、にぼしいわし。

本日10月29日、“一番面白い女性”を決める大会「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」の決勝進出者会見が都内で開催された。

今年は過去最多となる646組がエントリー。既報の通り、決勝のAブロックではTEAM BANANA、オダウエダ、にぼしいわし、紅しょうが、スパイク、BブロックではAマッソ、ゆりやんレトリィバァ、吉住、はなしょー、ぼる塾の順にネタが披露される。

会見では、ぼる塾あんりが「田辺さんのおかげでここまで来れました」と語り、田辺本人は「まあねー」とニッコリ。きりやはライバルを聞かれると「Aマッソさん」と答え、あんりも「笑いの取り方が一緒」と同意する。Aマッソ加納は「全然芸風ちゃうやないか! こんなスローテンポでしゃべったことないよ!?」と驚いていた。

そんなAマッソは2017年の第1回大会以来、3年ぶりの「THE W」参戦。村上は「初絞りの気分でクイッといきたいっすね」「フレッシュハムスタージュエリーです」と意味不明なコメントを連発し、加納から「面白すぎて伝わらないやつなんです」とフォローされる。また加納は「普段から仲いいメンバーが多いですけど、本番は関係ないんでボコボコにします」「にぼしいわしはフリーなんでイチコロです」と敵意を剥き出しに。にぼしいわし・にぼしは「うちら、元スパンキー(プロダクション)やぞ!」とメンチを切るが、加納から「あんま辞めた事務所言わへんねん!」とすぐさまツッコまれてしまった。なお、いわしは「去年は同期のゆりやんレトリィバァに応援コメントをもらったんですが、出場する側になってしまったので、今年は松竹芸能の風穴あけるズさんにコメントをもらおうと思います」と話している。

2度目の決勝進出となる紅しょうがの熊元プロレスは「ハイヒール・リンゴさんに『あんたら今年ダメやったらほんまにもう無理やで』と脅されていたので決勝に行けて本当よかった。ざまあみろと思っています」と話し、Aマッソ加納から「『ざまあみろ』の使い方合ってないよ」とツッコミが入る。一方、稲田は「お金がめっちゃ欲しい」「脂肪吸引を考えています。みんなが思ってるよりも服脱いだら、見てられへん体型なんですよ」と語りつつ、「オール巨人師匠からは『そのままでええよ』と言われている。そのような声もある」と付け加えて笑いを誘っていた。

同じく決勝進出2回目の吉住は「すごくうれしい。絶対に優勝したい。前回大会で『けっこうかわいいと思いました』というDMをたくさんいただいたので、今回も顔ファンを増やしたいです(笑)」と冗談交じりに語る。また前回の敗因を「子供にわかりにくいネタをしてしまった」と分析し、「子供が拍手笑いするネタをしたい」と嘘か本当かわからないトーンで話していた。

「決勝進出が決まったとき、誰に報告しましたか」と質問されたオダウエダ植田は「三浦マイルドさんに連絡をいっぱいしました!」と返し、「『ライブの飛び方』とか嫌なことばっかり教えてくれる、ろくでもない先輩ですけど大好きです!」とラブコールを送る。一方、小田は終始ぼんやりとした様子で、周囲は「しゃべりそうでしゃべらない」「山から降りてきたばっかり?」とザワザワ。一通りイジられた彼女がやっと発したのは「優勝したら『ZIP!』に出たい」というシンプルな夢だった。

はなしょー・しょうこは「今年はこういうご時世なのでお笑いをやれる機会が少なかった。こういう舞台に立たせてもらってすごくうれしいです」とハキハキ話し、相方・はなを「100点満点のコメント。私はもうしゃべる必要ないですね。ビックリした」と戸惑わせる。さらに、しょうこは「去年の敗因は目の前の1000万円に目がくらみすぎたこと。今年はシンプルに面白いネタをすることが目標」と意気込み。周囲から「ネタ書いてないですよね?」「ネタを書いてないのに目がくらんだんですか?」と野次が飛んでも、本人は「なんか言ってますね」とどこ吹く風だった。

「THE W」初代女王として参戦するゆりやんは会見中もボケまくり。第1回大会の賞金は「鼻に詰めた」と述べ、ライバルには「マイケル・J・フォックス」を挙げていた。TEAM BANANA山田は「ずっと準決勝で敗退していて、後輩がどんどん売れていった。最近は売れた後輩から気まずそうな顔をされていたので、決勝進出できて本当によかった」と喜びの表情を浮かべる。相方・藤本は「本当に泥水をすすっている芸人がまだ優勝できていない。今までの女王は多少なりともメディアでの露出はありましたから。そういった意味では、本当に優勝しなきゃいけないのはTEAM BANANAかオダウエダ。劇場の芸人に夢を与えたい」とハングリーな姿勢を見せた。

「まだ夢心地」だというスパイク松浦は「神保町花月で鍛え上げられた芝居力もコントに生きてると思いますので、ぜひそこに注目していただきたい」と話し、小川も「念願中の念願なので優勝します!」と気合い十分。また松浦が「TEAM BANANAとは、デビュー当時から女芸人だけのライブとかでずっと一緒になっていた。横澤夏子、おかずクラブ、3時のヒロインが売れて抜けていく中、飛び入りも飛び出しもせず、いつもずっと一緒にいる2組。その2組で決勝に残っているのが感慨深い」と熱い絆を明かすと、ゆりやんは「非常に心を打たれます」と発言するが、周りから「本当!?」と疑われてしまった。

「女芸人No.1決定戦 THE W」の決勝戦は12月14日(月)に日本テレビ系列で生放送される。女性芸人たちのバトルに引き続き注目しよう。

女芸人No.1決定戦 THE W 2020

日本テレビ系 2020年12月14日(月)20:00~22:54
<出演者>
番組MC:フットボールアワー後藤 / 水卜麻美(日本テレビアナウンサー)
大会サポーター:EXIT / 生見愛瑠
Aマッソ / オダウエダ / スパイク / TEAM BANANA / にぼしいわし / はなしょー / ぼる塾 / 紅しょうが / ゆりやんレトリィバァ / 吉住

(c)日本テレビ