五嶋みどりのベートーヴェン録音セッション映像到着!
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『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲)(UHQCD)』
この秋予定されていた「ベートーヴェン生誕250周年&アイザック・スターン生誕100周年に捧ぐ〜」という素敵なサブタイトルが付けられた五嶋みどりのこのコンサートは、コロナ禍によって残念ながら中止となってしまった。今や“世界のミドリ”となった五嶋みどりの“今”を聴く絶好のチャンスだっただけに残念至極。
その彼女の名を一躍有名にしたのが、奇しくも今年没後30年を迎えた指揮者&作曲者のレナード・バーンスタインとの共演だった。20世紀のアメリカ音楽界を支えてきたスターンとバーンスタインは、数多くの若手音楽家に手を差し伸べ、育ててきたことでも有名だ。五嶋みどりこそはその代表格。ベートーヴェンの名作を通じてスターンやバーンスタインへの感謝の思いを綴る姿は、まさに“特別”の言葉がふさわしい。
その五嶋みどりによる最新アルバム、ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」の録音セッション映像がアップされた。ファンならずともこれは垂涎!
■アルバム情報
『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲)(UHQCD)』
2020.10.14 発売
¥2,800+税
WPCS-13834
<収録内容>
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
1.第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ
2.第2楽章:ラルゲット
3.第3楽章:ロンド
(カデンツァ(全3楽章):フリッツ・クライスラー)
4.ベートーヴェン:ロマンス(ヴァイオリンと管弦楽のための)ト長調作品40
5.ベートーヴェン:ロマンス(ヴァイオリンと管弦楽のための)ヘ長調作品50
五嶋みどり(ヴァイオリン)
ルツェルン祝祭弦楽合奏団
ダニエル・ドッズ(リーダー)
詳細は以下参照
https://wmg.jp/midori/discography/23442/
●五嶋みどり
弱冠11歳でニューヨーク・フィルと共演し衝撃的なデビューを果たして以来、五嶋みどりは35年以上にわたり、研ぎ澄まされた演奏技術と繊細かつ優美な演奏スタイルで聴衆の心を掴み、これまで指揮者ではバーンスタイン、アバド、メータ、小澤、ラトル、ヤンソンス、エッシェンバッハ、ヤルヴィ、器楽奏者ではスターン、ズッカーマン、ヨーヨー・マ、オーケストラではベルリン・フィル、ウィーン・フィル、パリ管、コンセルトヘボウ管をはじめ世界の著名な音楽家と共演を重ねている。また音楽界の将来を見据え、委嘱プロジェクトや未開のレパートリーの紹介などの啓発も精力的に行っている。
多忙なコンサート活動だけにとどまることなく、1992年にコミュニティー・エンゲージメント活動を目的として、非営利団体「Midori&Friends」(ニューヨーク)と認定NPO法人ミュージック・シェアリング(旧みどり教育財団東京オフィス)の設立を皮切りに、常に時代や社会のニーズを先取りしながら、音楽家による社会貢献のロールモデルを自ら体現し、“本物の音楽”の力の限界に挑み続けている。またミュージック・シェアリングの活動のひとつであるICEP(International Community Engagement Program)を通じ、世界各地で文化外交を積極的に推し進め、2007年からは国連ピース・メッセンジャーとして、貧困、平和、環境、教育、女性問題など国連が掲げる多種多様な課題にも熱心に取り組む。賞歴は多く、直近ではブラームス協会より「ブラームス賞」を受賞。
現在、米国カーティス音楽院で教鞭を執るほか、ハイフェッツ・チェアを務めた南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校をはじめ北京中央音楽学院、上海音楽院、桐朋学園大学など世界の主要音楽院や夏期講習のマスタークラスなどで後進の指導にも余念がない。
録音はソニー・クラシカル、ONDINE、ONYXよりリリース。ソリストとして参加した「パウル・ヒンデミット作品集」は第56回グラミー賞最優秀クラシック・コンペンディアム賞(2013年)を受賞。ケーテン城で収録されたバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全集はACCENTUSからDVDがリリースされている。
使用楽器はグァルネリ・デル・ジェス「エクス・フーベルマン」(1734年作)。
五嶋みどり公式サイト:https://www.midori-violin.com/home-ja/