テロのニュースで食堂が騒然、内戦下アルジェリア描く「パピチャ」新映像公開
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「パピチャ 未来へのランウェイ」ビジュアル
「パピチャ 未来へのランウェイ」の本編映像の一部がYouTubeで新たに公開された。
アルジェリアで1991年に始まった内戦“暗黒の10年”を背景にした本作。過激派イスラム主義勢力によって横行していた弾圧の真実を大学生ネジュマの視点から描く。リナ・クードリがファッションデザイナーを夢見るネジュマ、シリン・ブティラがネジュマの親友ワシラを演じた。またアミラ・イルダ・ドゥアウダが敬虔なイスラム教徒のサミラ役、ザーラ・ドゥモンディが海外移住を望むカヒナ役で参加している。
大学寮の食堂に集まったネジュマら4人を映した本映像。カヒナが「ここじゃない国に行きたい」と話しているとテレビにテロの大きな被害を知らせるニュースが流れる場面が切り取られた。
監督のムニア・メドゥールは「寮には勉強熱心な人、感傷的な人、外国に憧れる人……いろんな女の子がいました。当時の思い出の断片がずっと心の中にあって、それを思い出しながらキャラクターを作り上げていきました。“あの時代を描きたい”というのが出発点だったんです」とコメントしている。
「パピチャ 未来へのランウェイ」は、本日10月30日より東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。
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