井ノ原快彦の役への向き合い方が明らかに 『461個のおべんとう』メイキング写真公開
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『461個のおべんとう』 (c)2020「461個のおべんとう」製作委員会
TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるお弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』が『461個のおべんとう』として映画化され、11月6日(金)に全国公開される。それに先駆け、撮影中の井ノ原快彦、道枝駿佑、兼重監督をとらえたメイキング写真が公開された。
本作の主人公、ミュージシャンでありながら息子のためにお弁当を作り続けることを決意する、シングルファザーの鈴本一樹を演じるのは、井ノ原快彦。そして、一樹の息子、虹輝を関西ジャニーズJr.で人気沸騰中のユニット「なにわ男子」に所属する道枝駿佑が演じる。監督は『キセキ -あの日のソビト-』『泣くな赤鬼』の兼重淳が務める。
また主題歌は、井ノ原快彦と道枝駿佑が歌う、原作者・渡辺の作詞作曲「Lookin’4」となっており、ふたりのスペシャルセッションは、映画館でしか観られない、聴けないことも話題となっている。
本作の主人公・鈴本一樹は、自由奔放な父親、ミュージシャン、恋する男と多様な顔を持つ。そんな大人の自由を謳歌するタフな父親・一樹を作り上げる井ノ原の細やかな役作りとこだわりは随所に見られた。例えばセリフのひとつ取っても、シーンによっては「お弁当」を「弁当」と言い換え、時に自らセリフの順番の変更を監督に提案したという。
役作りに関しても、井ノ原は「事前に準備をしっかりするけれど、(撮影)現場で違うなと思ったらどんどん見直していった」とコメント。この柔軟な役への向き合い方により、一樹の自由さと等身大の父親のリアルさのバランスを見出していった様だ。
さらにファッションにも、井ノ原の細やかな演出がみられる。原作者の渡辺俊美を参考にしつつ、自前の洋服や帽子、ブーツなどを取り入れ、一樹の服装やスタイルから人間性が感じられるように現場スタッフと相談しながら決めていった。
そして精緻な芝居の一端を、録音の大竹修二は「一樹の声は、誰と居るかで全然違う」と明かす。「虹輝と一緒の時は、何があっても正面から受け止めるぞ! という落ち着いた感じで、真香(阿部純子)にはちょっと甘えた調子。バンド仲間だと中坊みたいな口調になっています」と、一樹がどういう気持ちで周りの人と向き合ってるかを声でも表現。劇場では井ノ原の自然体の演技だけでなく、声にも注目だ。
お弁当を通した親子の絆、劇中バンド「Ten 4 The Suns」での井ノ原×KREVA×やついいちろうの圧巻のライブシーン、一樹の恋愛模様と見どころ満載の本作。4日後の公開が待ち遠しい。
『461個のおべんとう』
11月6日(金)全国公開