伊東翼がソロカンパニー・夜となくを立ち上げ
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夜となくのロゴ
伊東翼がソロカンパニー・夜となくを立ち上げた。
立ち上げに際し伊東は「計八年に渡って主宰をやらせてもらった劇団『天ぷら銀河』が〈一旦解散〉する運びとなり、それから暫くの間、なんにも創作せずに日々を過ごしておりました」と言い、「こんな状況ですが、明けない夜はないですし、夜明け前が最も暗いとも申します。こんなおっかない夜は、せめてフィクションの湯船にゆっくり浸かり、『ここではないどこか』を信じて朝を待ちたいな~と、無力感から魂を守りたいな~と、私はそんな風に思います」と思いを述べている。
カンパニーの今後の展開については続報を待とう。
伊東翼コメント
この秋、「夜となく」というソロカンパニーを立ち上げることになりました。なりましたもなにも、私が立ち上げるから、それは立ち上がるわけで、私次第といえば私次第でありつつも、どこか他人行儀な「あっそう? 立ち上げる? 大丈夫? このタイミング? あらそう」といった受動的な感覚があります。分裂症なんでしょうか。
先月、大学時代四年、社会人として四年、計八年に渡って主宰をやらせてもらった劇団「天ぷら銀河」が〈一旦解散〉する運びとなり、それから暫くの間、なんにも創作せずに日々を過ごしておりました。なんとなく不眠症になったり、ちょっとだけ歌がうまくなったり、はじめて競艇をしたり(700円負けました)したのですが、その結果、「どちらにせよ豚のような私なら、創作する豚でいたほうがいいかも」と思い、やることにしました。
ちなみに、カンパニー名の「夜となく」というのは、「夜となく昼となく」という言い回しから取りました。でも、名付けた後で、「夜と(一緒に)泣く」や「夜と(発声し)啼く」という風にも(意味が)とれるなあと思い、それはそれでいいなあと自負しております。
こんな状況ですが、明けない夜はないですし、夜明け前が最も暗いとも申します。こんなおっかない夜は、せめてフィクションの湯船にゆっくり浸かり、「ここではないどこか」を信じて朝を待ちたいな~と、無力感から魂を守りたいな~と、私はそんな風に思います。