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親方がリンゴを…「相撲道」監督の坂田栄治、泣く泣く削ったお気に入りシーン明かす

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坂田栄治

ドキュメンタリー「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」の初日舞台挨拶が10月31日に東京・ポレポレ東中野で行われ、監督の坂田栄治が登壇した。

本作は、境川部屋と高田川部屋の稽古場に約半年間密着して歴史、文化、競技などさまざまな角度から相撲の魅力を紐解いていくもの。遠藤憲一がナレーションを担当した。

「マツコの知らない世界」などの演出家として知られる坂田は、本作で映画監督デビューを果たした。彼は「冒頭の稽古のシーンはまさに僕が最初に見た景色でした。次々と強い力士が出てきて本当に衝撃的で、これをなんとか作品として残したいなと思ったのがきっかけです」「音の響きやお祭りの雰囲気、力士がぶつかり合う音をテレビでは伝えきれないなと思って、大きなスクリーンと大きな音で再現したいなと思いました」と本作を手がけた経緯を伝える。

そして坂田は「日本人として相撲に興味がない方、相撲の文化を知らない方に観てほしいなと思っています」と作品への思いを述べる。撮影はしたが本編に使われていないシーンもいくつかあるそうで、泣く泣くカットしたお気に入りの場面を「浅香山親方(元大関の魁皇)がインタビューを終えて去っていったあとに、リンゴを潰すシーンがあったんです!」と紹介して観客を驚かせた。

「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」は現在上映中。

※高田川部屋の高は、はしごだかが正式表記

(c)2020「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」製作委員会