『ARTISTS'FAIR KYOTO』来年3月に開催、名和晃平らが若手作家を選出
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アートフェア『ARTISTS'FAIR KYOTO 2021』が2021年3月6日、7日に京都・烏丸御池の京都府京都文化博物館 別館、丸太町の京都新聞ビル 地下1階で開催される。
4回目の開催となる『ARTISTS'FAIR KYOTO』のコンセプトは「Singularity of Art」。ペインティングからテクノロジーを駆使したインスタレーションまで、多種多様な表現手法の作品を展示・販売する。
ディレクターは椿昇。若手アーティストを推薦する「アドバイザリーボード」には、名和晃平、塩田千春、加藤泉ら17人が名を連ねる。10月30日時点で42組の若手アーティストが参加。プロデューサーは高岩シュンが務め、アートディレクションはUMA / design farm、会場デザインはdot architectsが手掛ける。
チケットの販売は来年1月を予定。詳細は『ARTISTS'FAIR KYOTO 2021』のオフィシャルサイトで確認しよう。
椿昇のコメント
京都の地でささやかに3回開催されて来た、アーティストがアーティストを紹介するマイクロマーケットは、初回から出逢うべき人々の必然とも思える出逢いによって想像を超える根を張り巡らせて来たように感じる。恐らく待っていてくださった方々の心に我々の企図したシステムが届いたのではないかと考えている。ウエブやSNSを中心としたピンポイントの広報戦略。スマートフォンのなかに日常も非日常も含まれる時代のなかで、ハイタッチと呼ばれる交換価値を上回る体験価値を創出できた事は大きかった。
ARTISTS'FAIR KYOTOの検証をここで行うにはまだ早いのだが、コロナ禍で大荒れの2020を取り巻く2つの事実を確認しようと思う。それは“DIRECT”と“TRUST”というこれからの世界を組み立てるであろう言葉である。直接と信頼。もちろんレーティングという☆評価システムの功罪はあるにせよ、 求める人や社会に、生み出す人や社会が直結する事になったのである。巨大な世界のアートマーケットに比べれば観測不能なほど小さな動きだが、地産地消型スタートアップとして、未来を担う人々に共感していただければ幸いである。この場をお借りして、困難な状況下で多大なご協賛をいただいた企業や個人の方々に深く深く感謝を申し上げたい。