志尊淳、『極主夫道』で玉城ティナに完敗!? 金のシャチホココーデを「ダサいっすね」と一蹴
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独特なキャラクターが共存し、微笑ましくもジンとくる会話劇が繰り広げられる『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)。第4話では、美久(川口春奈)の母(YOU)と父(正名僕蔵)が家を訪ね、さらに濃いキャラクターが大集合の回となった。
昔のギャグを披露しまくる母と元極道の龍(玉木宏)に少し怯えている父。父が龍をキャッチボールに誘うも、「目上の人に球を投げてはいけない」と父が投げたボールを龍は投げ返すことはしようとしなかったが、諭されて思いっきり投げたボールを鼻血を出しながら受け取った父は、そのボールから龍の思いを受け止め、なんとか打ち解けあってはいたようだ。
一方、ゆかり(玉城ティナ)に好意を寄せる雅(志尊淳)は、虎二郎(滝藤賢一)に相談し、ラッキーアイテムだという金のシャチホコを纏って、ゆかりのアルバイト先の純喫茶へ。金のシャチホコスカーフなどを見せつけてアピールするも、「それダサいっすね」と一蹴されてしまう。
また、偶然街でゆかりを見かけた雅は、会長(竹中直人)に「女に惚れさせる、スメルが必要なんだ」と言われたことを思い出し、身体中に香水をかけまくる。そして、ヤクザに絡まれているゆかりを助けに身を乗り出すが、「くっさ、くっさ、え、なにこの匂い、なんの匂い? マジで無理、さよなら」とまた引かれてしまった。そして、その後も龍(玉木宏)の娘、向日葵(白鳥玉季)にでさえ「変な匂いする」と言われる始末であった。
雅はどの人物からも、きつく当たられるキャラクター。龍からビンタや喝を入れらることも度々だが、志尊は「僕自身もだんだん、殴られることに楽しさを感じ始めてきているんですけど(笑)」と茶目っ気たっぷりに語っている(参考:玉木宏が志尊淳に“人生で一番キレのあるビンタ”? 『極主夫道』の見どころを語る)。ゆかりからきつい一言を放たれる、ちょっと情けない姿を見せる場面でも、志尊が愛らしさを持って演じている雅の表情が豊かで、物語にコミカルさを与えている。
仲違いしていた美久と龍だったが、届けてくれたお弁当を食べ、美久が龍に電話しようとしたそのとき、龍が車に轢かれてしまい、第4話は幕を閉じた。ただの交通事故なのか、故意に誰かに車を轢かれたのか。どちらにせよ今まで微笑ましい癒しドラマの側面が強かった本作で、いきなりシリアスな側面が垣間見えた。
■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。Twitter/Instagram
■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
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