「ドクター・デスの遺産」綾野剛、北川景子との“コンビ度”60%に「これはマズイ」
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「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」完成報告イベントの様子。左から北川景子、綾野剛。
「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」の完成報告イベントが本日11月2日に東京・esports 銀座 studioで行われ、キャストの綾野剛、北川景子が登壇した。
中山七里の小説を原作に「神様のカルテ」の深川栄洋が監督を務めた本作。闇サイトで依頼を受け人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デスに立ち向かう刑事2人の姿を描く。綾野が敏腕だが破天荒な直感型刑事・犬養隼人、北川が冷静沈着な頭脳派刑事・高千穂明日香を演じた。
それぞれ互いのキャラクターに関して演じる当人との共通点を問われると、綾野は北川と高千穂について「まずは圧倒的な安心感」と一言。綾野は「僕たち同期なんですよ。同じ2003年デビュー。すごく気が楽」と明かし、北川も「同じような景色を見ながら芸能活動をしてるし価値観も近い。歳は少し離れてますが、私も気兼ねなくタメ口でいけちゃうこともあります」と深くうなずく。また北川は綾野と犬養の共通点に「ストイックな集中力」を挙げ、「いざ本番のお芝居になったときの殺気立った雰囲気は、犬養に似てる」と続けた。
130人を安楽死させた実在の医師をモデルに造形されたドクター・デス。依頼人の死後も遺族が口を閉ざすため事件は表面化しないが、「お父さんが悪いお医者さんに殺された」という男の子からの通報をきっかけに、犬養と高千穂は捜査に乗り出していく。脚本を読んだ印象を、綾野は「禁断の内容に触れようとしてる緊張感はあった」とコメント。北川も「被害者遺族はドクター・デスに感謝してる。だから逮捕しがいがない。悪なのか善なのかわからない雲をつかむような捜査で、事件への向き合い方が難しかったですね」と振り返った。
このたび綾野の口からシークレットキャストが複数存在していることも明らかに。綾野は「驚愕の方々が出てくる。でも、その方々がドクター・デスとは限らない。もしかしたら高千穂かもしれないし僕かもしれない。考察しながらハラハラドキドキしながら楽しんでほしい」と慎重にネタバレを避けながら語り、北川は「この人かな?と考えてた人とは全然違う人だった。これ以上は怖くて何も話したくないです(笑)。さっき取材でネタバレしかかってしまって……ポロッと名前を言ってしまい今年一の冷や汗をかきました」と笑った。
イベントでは映画の内容にちなみ2人の“No.1コンビ度”を測る2択形式の質問コーナーも。すべての回答が一致したら100%というもので、「撮影は大変だったか」「走るのは得意か苦手か」「映画のネタバレはあり派かなし派か」「焼き鳥はタレ派か塩派か」「犬養と高千穂、主導権を握っていたのは?」という設問が用意された。北川は「ガチで自分が思う答えを書いてます」、綾野は「僕はガチガチに(回答を北川に)寄せていってます」とスタンスを表明。結果5問中3問しか一致しておらず、綾野は「あれ、景子ちゃん。これはマズイわ。バディうまくいってない?」と愕然とし、北川は60%の一致率に「中途半端になってしまいました(笑)。やり直したいね……深読みしちゃった部分もあるのでもう1回初日(舞台挨拶)でやりたい」と意気込んだ。
「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」は11月13日より全国ロードショー。現在、完成報告イベントで初披露されたおよそ4分の特別映像がYouTubeで公開中だ。
(c)2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会