熱海五郎一座の中止公演が2021年6月に新橋演舞場で、三宅裕司「一瞬戸惑うくらい嬉しい」
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「新橋演舞場シリーズ第7弾!! 東京喜劇 熱海五郎一座『Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~』」ビジュアル
三宅裕司率いる熱海五郎一座による「Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~」が、来年6月に東京・新橋演舞場で上演される。
本公演は、今年6月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止となった同作の延期公演。出演者には、三宅、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、そして元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずる、AKB48の横山由依と、中止公演に参加予定だった面々が名を連ねた。
上演決定について、三宅は「どう喜んだらいいのか、一瞬戸惑うくらい嬉しい。コロナ禍のストレスで苦しんだお客様が絶対大笑いして楽しめる作品を創ろうと出演者も燃えずにはいられないだろう」とコメントし、紅は「本来は宝塚歌劇団退団後初舞台だったはずのこの公演は、1年間の月日を経て、私自身も女優1年生になり、そしてお客様はもちろん、我々パフォーマーにとってもエンターテイメントがどれほど大切なものかを思い知った今、これまで以上のパワーを発揮できると信じています! 暗闇の中で見える光がどれだけ明るいものになるのか、乞うご期待!!!」と意気込みを述べる。
横山は「来年改めての上演が決まり、本当に嬉しいです。『熱海五郎一座』を観て、笑ったり泣いたりしていただけるように、一座のみなさんと最高の舞台を創りたいと思います。来年6月、みなさんとお会いできる日を楽しみにしています!」と来場を呼びかけた。チケットの販売は来年3月を予定している。
三宅裕司コメント
1年前に作家との話し合いでテーマと舞台設定を決め、その後ゲストのキャスティング会議を何度かして候補者を絞り込み、決まり次第出演交渉に入る。ゲストの紅ゆずるさんと横山由依さんが決定した所で作家は一座のメンバー、ゲストの方を想定し、当て書きの第1稿を書き上げる。苦しんで書き上げた台本に「隙あらば笑いを」とギャグ会議を繰り返し、第5稿くらいで決定稿となる。その後、大道具、照明、衣裳の打ち合わせ、作曲家への全楽曲の発注を終えて、さぁ稽古だというところで全ステージの中止となってしまった──。
今回、松竹さんや劇場のスタッフの方々の調整のおかげでこの台本でキャストの変更なしで2021年6月の新橋演舞場公演が決定した。どう喜んだらいいのか、一瞬戸惑うくらい嬉しい。コロナ禍のストレスで苦しんだお客様が絶対大笑いして楽しめる作品を創ろうと出演者も燃えずにはいられないだろう。しかし1月から秘密練習してきたジャズコンボバンドの演奏は「5カ月の練習じゃ無理だよ」という言い訳が通用しなくなった。
紅ゆずるコメント
三宅座長はまず台本作りで試行錯誤を繰り返し、これは面白い!とパフォーマー自身も感じるはず!と実感するまで、皆に台本を渡すことはない……
そう聞いたとき、素直に驚きました。きっとパフォーマーが、好奇心をかき立てられ、より良い役作りをするために、座長は全てのプレッシャーを引き受けて、「俺の舟に乗ってくれたら必ず面白い芝居にしてやる!」と仰っているように感じました。
本来は宝塚歌劇団退団後初舞台だったはずのこの公演は、1年間の月日を経て、私自身も女優1年生になり、そしてお客様はもちろん、我々パフォーマーにとってもエンターテイメントがどれほど大切なものかを思い知った今、これまで以上のパワーを発揮できると信じています! 暗闇の中で見える光がどれだけ明るいものになるのか、乞うご期待!!!
横山由依コメント
世の中の状況を考えると仕方がないと思いつつ、2020年の「熱海五郎一座」の舞台の中止が決まった時はやるせない気持ちになりました。
仕事の場でも普段の生活でも気をつけることが増え、距離を取ったり、マスクをしたり、オンラインを活用したり、今までとは違う状況で、不安な日々もありましたが、来年改めての上演が決まり、本当に嬉しいです。
「熱海五郎一座」を観て、笑ったり泣いたりしていただけるように、一座のみなさんと最高の舞台を創りたいと思います。来年6月、みなさんとお会いできる日を楽しみにしています!
「新橋演舞場シリーズ第7弾!! 東京喜劇 熱海五郎一座『Jazzyなさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~』」
2021年6月
東京都 新橋演舞場
出演・構成・演出:三宅裕司
出演:渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之
ゲスト:紅ゆずる、横山由依(AKB48)
※東貴博と深沢邦之は交互出演。