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マジレンジャー15周年に再集結、橋本淳「奇跡が起こればこの続きが見られるかも」

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左から市川洋介、松本寛也、甲斐麻美、橋本淳、別府あゆみ、伊藤友樹。

「魔法戦隊マジレンジャーTHE MOVIE インフェルシアの花嫁」「魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー」が、本日11月3日に東京・東京ミッドタウン 日比谷ステップ広場で上映され、オンライントークに橋本淳、松本寛也、甲斐麻美、別府あゆみ、伊藤友樹、市川洋介が参加した。

第33回東京国際映画祭ジャパニーズ・アニメーション部門内の、特撮スーパー戦隊特集の一環として行われた同イベント。キャストたちは上映会場にサプライズ登壇したのち、上映後のオンライントークに参加した。

スーパー戦隊第29作として、2005年から放送された「魔法戦隊マジレンジャー」。15周年を迎え、役名を名乗って挨拶した小津魁 / マジレッド役の橋本は「この自己紹介も久しぶりで、なかなか感慨深いです」と心境を明かす。ヒカル / マジシャイン役の市川は、現在は高校教師として働いていることから「この自己紹介、しびれますね。ここのところずっと『担任になりました、市川です。教科は数学です』って挨拶だったので……夢みたいな1日です」と目を輝かせた。

また市川は、かつての教え子に「仮面ライダードライブ」詩島剛 / 仮面ライダーマッハ役で知られる稲葉友がいることを告白。「7、8年前に教えていた高校に稲葉くんがいて。ハンドボール部の顧問をやっていたとき『先生、僕今ジュノンボーイコンテストの最終審査に残ってます!』って言ってたんです。何年か経って子供と一緒に『仮面ライダードライブ』を観たら、マッハとして出ていた」とうれしそうに話す。さらに小津麗 / マジブルー役の甲斐は、現在結婚して畑仕事に挑戦していると報告。小津芳香 / マジピンク役の別府は結婚ののち九州吉本新喜劇で活動していることを明かし、小津蒔人 / マジグリーン役の伊藤は自身の生活について「犬が1匹と、猫が4匹と、うさぎが2羽おりまして……」と語り自身の音楽活動などを紹介した。

15年前の自分にアドバイスしたいことは?という話題で、橋本は「当時の僕なりに100%の力でやっていたので、『がんばれ』って言いながら見守りたい」と話す。しかし続けて「でも1つ言うとしたら……髪の毛をあんなに直毛にしないでいいんだよって(笑)。一生懸命ストレートアイロンして、クリスマスツリーみたいな髪型になっていたので」と自虐的に笑った。

2児の母でもある別府は、子供に「マジレンジャー」のDVDを観せたそう。「4歳になっても私が出ていることに気付かなかったんですが、うちの母が『これママだよ』って教えたんです。そうしたら『え!? ママ、“マジピンコ”なの!?』って不思議な顔をしていて。『特捜戦隊デカレンジャー』のウメコも好きなので、マジピンクとミックスされていたみたい」と笑いを起こす。市川も、子供に自分がマジシャインだと明かしたときのことを振り返り「みんなもそういう機会があったら、ビデオカメラを回しておくといいよ。(録画していなかったことは)後悔してる。ヒーローやってる特権だからね」とアドバイスした。

当時の思い出に関する話題では、伊藤が「淳に言われた一言、いまだに覚えてる。『お兄ちゃんって、いっつもお酒臭いか、下ネタ言ってるかのどっちかだよね』って! なんてこと言うんだと思った(笑)」と暴露。また小津翼 / マジイエロー役の松本は、追加戦士である市川に対抗心を抱いていたと告白し「追加戦士は一番おいしいところを持っていくやつだと言われていたので、最初は敵対心むき出しでした。でも大人の振る舞いで対応してくれたから、今でも打ち解けられてる」と感謝を述べた。

中盤にはプロデューサーの塚田英明も登場。ほかの戦隊に比べて平均年齢の若かった「マジレンジャー」チームに関して、塚田は「子供でしたね」と振り返る。しかしキャストから「塚田さんもはしゃいでましたよ!」「俺らが待ち時間飽きないように、ボードゲームを持ってきてくれた」などと証言されると、「家族戦隊ということもあったから、家族感みたいな意識はありましたよね。僕も一緒に遊んでて、イッチー(市川)に怒られるという(笑)」と回想。また塚田が、衣装合わせ時の別府について「聖子ちゃんカットにしようと思っていたら泣いて嫌がった」と話すと、橋本は「うちの姉がすみません……(笑)」と代わりに謝罪した。

後半は、岩崎貴文とSister MAYOが番組のオープニング曲とエンディング曲をそれぞれパフォーマンス。伊藤はベースとして参加した。さらに3人は「マジレンジャー」15周年を記念して作った新曲「You're My Hero」を演奏した。

終盤に橋本は「皆さんの心の中に『マジレンジャー』が残ってくれていれば、また集結する日が来るかも……。奇跡が起こるかもしれないので、これからもどうぞよろしくお願いします」と挨拶。それを聞いた共演陣は「言ったね!」と念を押したほか、松本は「マジレッドの口から『奇跡が起こればまたこの続きが見られるかもしれない』と聞けたのは、出演者ながら期待しちゃう」と胸を踊らせる。最後にキャスト全員で「マジレンジャー」の名乗りを披露し、トークは終了した。