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安田顕の演技の振り幅に注目『ホテルローヤル』「北海道の親父」カット公開

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CINRA.NET

©桜木紫乃/集英社 ©2020 映画「ホテルローヤル」製作委員会

武正晴監督の映画『ホテルローヤル』の新たな場面写真が公開された。

11月13日から公開される同作は、2013年に『第149回直木三十五賞』を受賞し、累計発行部数85万部を突破した桜木紫乃の小説『ホテルローヤル』を実写映画化した作品。ホテルの経営者家族の1人娘・雅代を主軸に、閉塞感のある日常を離れて「ホテルローヤル」の扉を開く男性と女性、問題を抱える経営者家族や従業員らの人生模様を描く。雅代役に波瑠、雅代が恋心を抱く宮川聡史役に松山ケンイチ、ホテルローヤルの経営者で雅代の父・田中大吉役に安田顕がキャスティング。

場面写真は、2009年の56歳の大吉と2019年の66歳の大吉の姿にフォーカスしたもの。安田顕は大吉について「20歳上が演じられるならば、20歳若い大吉も演じてみたかったです」「自分の親父に似ています」と話している。

原作者の桜木紫乃は「本当に北海道の親父でした。こういう人、親戚にいますよね。やっぱり北海道の親父ってあんなふうに怒鳴るんですよ」とコメント。また病に倒れた大吉が入院しているシーンの撮影現場を訪問した時のことについて「病院のベッドで横になっているシーンを撮り終えた安田さんがモニターのある部屋に現れ、『桜木さん、どうでしたか』と訊ねられたのですが、病人メイクは間近で観るとゾンビ。怖くてドン引きしてしまいました。『あ、こんな顔ですもんね』と安田さんに謝らせてしまうという失態。あの日の自分は大馬鹿野郎です。安田さん、ごめんなさい」と語っている。
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