Jewel☆Ciel「First Star」で感じた成長とファンへの感謝の気持ち
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「Jewel☆Ciel 1st one man tour "First Star"」東京公演の様子。(撮影:林晋介)
Jewel☆Cielのライブツアー「Jewel☆Ciel 1st one man tour "First Star"」が11月1日に東京・新宿ReNYでファイナルを迎えた。
当初、「Jewel☆Ciel 1st one man tour "First Star"」は1stアルバム「First Star」の発売に伴い春に実施される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け延期に。結果として開催時期が秋に変更になり、東名阪で昼夜2公演ずつを行うツアーが10月に開幕した。この記事ではファイナルの東京公演より第2部の様子をレポートする。
ライブ序盤、Jewel☆Cielは1stアルバムの表題曲で、ツアータイトルにもなっているロックナンバー「First Star」など3曲をさわやかに歌唱。元気よく自己紹介したあとはオリジナル曲に加え、サウンドディレクターの平田博信(Swinging Popsicle)が所属していたAuroranoteの楽曲「ピンバッジ」「セブンスター」「群青」を情感たっぷりにパフォーマンスした。
昨年6月の2ndワンマンライブからメンバーが挑戦しているアコースティックコーナーでは、平田のギターと吉田明広のキーボードの演奏と共に「ふたりサイダー」「ハミングバード」がメドレーで届けられ、観客は手拍子をしながらじっと歌声に聴き入る。さらに5人に無茶振りして「群青」を即興でセッションした平田は「こういうチーム感が育ったのが一番だなと、アコースティックコーナーを通して思いました」と感慨深げにコメント。これに「絆が生まれたよね」と続けた彼女たちは、安藤笑の「今日ここにいる皆さんが心細くなって寂しくなったときに、今日の歌のことを思い出して元気になってくれたらいいなと思って、気持ちを込めて歌いたいと思います」という言葉を合図に、外出自粛期間中に制作された「NEAR YOU」を優しく歌い上げた。
その後、Jewel☆Cielはライブ初披露となるAuroranote「スタークラシック」のカバーを皮切りに1stシングル曲「蒼の向こう」、アイドルネッサンスの楽曲「Blue Love Letter」、サマーチューン「夏空」など6曲をノンストップでパフォーマンスする。ラストスパートでは「感動ナミダ」やベイビーレイズJAPAN「閃光Believer」、「虹」を畳みかけて会場のボルテージを上昇させたのち、「明日へ!」でオーディエンスと共に右手を高く掲げてステージをあとにした。
アンコールに応えて再びステージに登場した5人は、11月3日発売のニューシングルの表題曲で、12月にグループから旅立つこと安藤笑の卒業ソングでもある「僕らは」を披露。そして安藤の卒業公演を12月27日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールで開催することを発表した。メンバー1人ひとりの挨拶では夢咲りりあが「このツアーを通してたくさんの人に支えられていること、愛されていることを感じました」と用意してきた手紙を涙ながらに読み上げ、安藤も目をうるませながら「『僕らは』には私にとって宝物の5曲が入っています。ぜひこの曲を聴いたら私のことを思い出してくれるとうれしいです」とニューシングルをアピール。5人は精一杯の思いを込めて「アシタミライ」を歌唱したほか、Tシャツ姿で登場したダブルアンコールでこの日2回目の「虹」を響かせて「Jewel☆Ciel 1st one man tour "First Star"」の幕を閉じた。
Jewel☆Ciel「Jewel☆Ciel 1st one man tour "First Star"」2020年11月1日 新宿ReNY セットリスト
01. Baby Summer
02. First Star
03. ナツオト
04. ピンバッジ
05. 情熱の分子が一度揺れたら
06. セブンスター
07. 群青
08. ふたりサイダー+ハミングバード
09. NEAR YOU
10. スタークラシック
11. 蒼の向こう
12. Blue Love Letter
13. (a)SLOW STAR
14. Early Lipstick
15. 夏空
16. shortstory
17. 感動ナミダ
18. 閃光Believer
19. 虹
20. 明日へ!
<アンコール>
21. 僕らは
22. アシタミライ
<ダブルアンコール>
23. 虹
Jewel☆Ciel安藤笑 卒業ライブ
2020年12月27日(日)東京都 恵比寿ザ・ガーデンホール