文学座「五十四の瞳」「ガールズ・イン・クライシス」で初のライブ映像配信
ステージ
ニュース
文学座11月公演「五十四の瞳」、12月アトリエの会「ガールズ・イン・クライシス」配信告知ビジュアル
文学座の11月本公演「五十四の瞳」と、12月アトリエの会「ガールズ・イン・クライシス」が、Streaming+でライブ配信される。
「五十四の瞳」の生配信は11月12日18:30にスタートし、11月18日までアーカイブ視聴が可能。「ガールズ・イン・クライシス」の生配信は12月5日19:00から行われ、こちらも12月11日までアーカイブを観ることができる。チケットはいずれも税込3000円。なお文学座がライブ映像配信を行うのは、今回が初の試みとなる。
「五十四の瞳」は鄭義信が執筆し、文学座の松本祐子が演出する新作。戦後、瀬戸内海のとある小島を舞台に、そこにあるたった1つの学校(朝鮮人学校)の教師と生徒たちが、占領軍(GHQ)の朝鮮人学校閉鎖宣言から巻き起こる阪神教育闘争を生きる様子を描く。出演者の松岡依都美は「鄭さんの紡ぎ出す言葉たちが胸にヒリヒリ、グサグサ、ゾクゾク、ギュッ。映像でもその世界観を感じ取って頂けると思います。劇場に足を運べない方は是非、また劇場で観劇された方もライブ配信『五十四の瞳』をお楽しみ下さい」とメッセージを送る。
「ガールズ・イン・クライシス」はドイツの劇作家アンネ・レッパーによる、2017年のミュールハイム劇作家賞受賞作。今回は小畑和奏が翻訳・上演台本、生田みゆきが上演台本・演出を手がける。物語の中心となるのは、夫のほかに恋人もいるベイビー。彼女は、自律した人生を求めて“人形”を探す旅に出て……。出演する横田栄司は、久しぶりに文学座の稽古に参加する感想を「もうほんと楽しい」と話し、「みんな言いたい放題(笑)先輩後輩、出演者スタッフ関係ありません」「それをまとめる演出の生田みゆきは大変だろうけど、先輩演出家たちがみんな通った『儀式』だと思って我慢してくれ(笑)皆様どうぞお楽しみに!」とコメントした。
「五十四の瞳」の上演は11月6日から15日まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、18日に大阪・八尾市文化会館 プリズムホールにて。また「ガールズ・イン・クライシス」の公演は12月4日から16日まで東京・文学座アトリエで行われる。
松岡依都美コメント
鄭義信さんの書き下ろし作品! 念願叶って出演する事となりました。真っ直ぐひたむきに“生きる”人たちの可笑しさ、愛おしさ満載です。鄭さんの紡ぎ出す言葉たちが胸にヒリヒリ、グサグサ、ゾクゾク、ギュッ。
映像でもその世界観を感じ取って頂けると思います。劇場に足を運べない方は是非、また劇場で観劇された方もライブ配信「五十四の瞳」をお楽しみ下さい。
横田栄司コメント
8年ぶりに文学座の稽古に参加していますが、もうほんと楽しいです。みんな言いたい放題(笑)先輩後輩、出演者スタッフ関係ありません。思った事は全部言う。台本の疑問や謎は放っておかない、劇団の芝居づくりの真骨頂を味わっています。それをまとめる演出の生田みゆきは大変だろうけど、先輩演出家たちがみんな通った「儀式」だと思って我慢してくれ(笑)皆様どうぞお楽しみに!
文学座 11月本公演「五十四の瞳」配信
2020年11月12日(木)18:30~
文学座 12月アトリエの会「ガールズ・イン・クライシス」配信
2020年12月5日(土)19:00~
文学座11月公演「五十四の瞳」
2020年11月6日(金)~15日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
2020年11月18日(水)
大阪府 八尾市文化会館 プリズムホール
作:鄭義信
演出:松本祐子
出演:たかお鷹、神野崇、相川春樹、越塚学、杉宮匡紀、山本道子、頼経明子、松岡依都美
文学座12月アトリエの会「ガールズ・イン・クライシス」
2020年12月4日(金)~16日(水)
東京都 文学座アトリエ
作:アンネ・レッパー
翻訳・上演台本:小畑和奏
上演台本・演出:生田みゆき
出演:金沢映子、横田栄司、亀田佳明、吉野実紗、鹿野真央、木場允視