短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』新たな監督6名が追加発表
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『DIVOC-12』に新たな監督が追加発表
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めるように、12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(ディボック トゥエルブ)が2021年に全国ロードショーされる。この度、本プロジェクトに参加する6人の監督が追加発表された。
「DIVOC」はCOVIDを反対に並べた言葉。「12人のクリエイターとともに、COVID-19をひっくり返したい」という想いが込められている。また、DIVOCのそれぞれの文字が表す下記の意味を軸にプロジェクトを進めていく。Diversity(多様性)/Innovation(革新)/Value(新しい価値)/Originality(個性)/Creativity(創造)。
先日、10月19日(月)に本プロジェクト『DIVOC-12』の発表会見を実施し、本プロジェクトの中核となって映画制作を牽引していく3人の監督として、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとした主要3部門を受賞した藤井道人監督、世界中で社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督、第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督の参加決定を発表していた。
第2弾として発表された監督は、まず志自岐希生(しじききお)監督と林田浩川(はやしだひろかわ)監督。ふたりは“成長への気づき”をテーマに掲げる藤井監督チームで、ふくだみゆき監督、中元雄(なかもとゆう)監督は、“感触”というテーマで上田監督のもと、メガホンを握る。
そして三島監督チームには山嵜晋平(やまさきしんぺい)監督、齋藤栄美(さいとうえみ)監督が参加し、“共有”というテーマで制作を進めていく。それぞれのリーダーとなる3名の監督も、映画を作るという機会を若い監督たちに与えられることに対して喜びを示している。
さらに、この3チームには一般公募により選ばれるもう3名の監督が加わる予定となっており、藤井監督、上田監督、三島監督から公募に向けてのメッセージが届いている。11月19日(木)23時59分まで公式ホームページ(https://www.divoc-12.jp)にて監督3名を募集しており、俳優の公募も同ページにて随時開始予定となっている。
今回発表された監督たちのコメントは、以下の通り。
“成長への気づき”藤井道人監督チーム
■志自岐希生監督
人々が命を失う中今作る必要性はあるのか。正直自分の中で答えは出ておりませんが、こんな時勢の時にこそ想像力は力を持つべきなのではないかとも思います。物語は私たちを旅させ、暗闇から引きずり出します。それが一瞬でも、その一瞬に救いがあると信じて、参加させていただきました。
■林田浩川監督
日々が苦しい時間の中で止まってしまった様に感じる時こそ、自分の身の回りの小さくて個人的なものを相変わらず共有して、積み重なり生活となる瞬間瞬間を拾い直したいです。自分の作品によって、少しでも良い時間が流れますように。頂いた機会に心から感謝いたします。
“感触”上田慎一郎監督チーム
■ふくだみゆき監督
つい不安が募りがちな今、希望あるこの企画に監督として参加出来ることが、とても有り難くとても楽しみです。私個人としては産後初めての実写監督作となるので、4年ぶりの映画の感触をしっかりと味わいたいと思います。
■中元雄監督
西暦2020年…人類は新型ウイルスの脅威にさらされていた!
そこに立ち上がった12人の命知らず!
果たして彼らは、創造力で世界を救うことができるのか!?
次回、最終回!「絶体絶命!?ナカモト爆破大作戦」ご期待下さい!
“共有”三島有紀子監督チーム
■山嵜晋平監督
「映画」を無力に感じた。
そんな中、僕自身が前を向けるこのような機会をいただいたことに感謝しております。
だからこそ、誰かの為に「映画」を作りたいと思います。
■齋藤栄美
人と距離をとらなくてはいけない世界の中で、気がつくと私は、必死に人との繋がりを求めていた。苦しさ、悲しみ、怒り、優しさ、喜び。私は想いを誰かと「共有」したいから作品を創るのだと思う。今回頂いた機会に感謝し、想いを込めて作品を創ります。
『DIVOC-12』
2021年 全国ロードショー