短編企画「DIVOC-12」にふくだみゆき、中元雄、山嵜晋平ら監督6名が参加
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左上から反時計回りに志自岐希生、林田浩川、ふくだみゆき、中元雄、齋藤栄美、山嵜晋平。
12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト「DIVOC-12」(ディボック-トゥエルブ)に参加する新たな映画監督6名が発表された。
「DIVOC-12」は、ソニーグループが設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を利用して、クリエイターたちを支援するプロジェクト。コロナ禍の社会における新しい映像制作方法に挑戦し、収益の一部は国内の芸術・文化活動のサポートのため、芸術文化振興基金へ寄付される。藤井道人、上田慎一郎、三島有紀子が3チームに分かれ、中核となって映画制作を牽引していくことは既報の通りだ。
このたび、“成長への気づき”をテーマにした藤井チームに、コロンビア大学院で芸術科映画演出を専攻し「EUREKA」を監督した志自岐希生、サンフランシスコ州立大学映画学部を卒業し短編「Take The Next Bus, Honey」を監督した林田浩川が参加。
“感触”をテーマにした上田チームには、「こんぷれっくす×コンプレックス」などで知られ、上田の妻であるふくだみゆきと、「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」の中元雄が加わる。
そして“共有”をテーマにした三島チームには「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平と、瀬々敬久、周防正行、黒沢清、三島らのもとで助監督を経験してきた齋藤栄美が参加することが明らかになった。6人のコメントは以下に掲載している。
さらに、3チームには一般公募により選ばれるもう3名の監督が加わる予定。同プロジェクトの公式サイトで11月19日23時59分まで募集が行われる。YouTubeでは公募に向けた藤井、上田、三島からのメッセージ動画も公開された。
「DIVOC-12」は2021年に全国ロードショー。
志自岐希生 コメント
人々が命を失う中今作る必要性はあるのか。正直自分の中で答えは出ておりませんが、こんな時勢の時にこそ想像力は力を持つべきなのではないかとも思います。物語は私たちを旅させ、暗闇から引きずり出します。それが一瞬でも、その一瞬に救いがあると信じて、参加させて頂きました。
林田浩川 コメント
日々が苦しい時間の中で止まってしまった様に感じる時こそ、自分の身の回りの小さくて個人的なものを相変わらず共有して、積み重なり生活となる瞬間瞬間を拾い直したいです。自分の作品によって、少しでも良い時間が流れますように。頂いた機会に心から感謝いたします。
ふくだみゆき コメント
つい不安が募りがちな今、希望あるこの企画に監督として参加出来ることが、とても有り難くとても楽しみです。私個人としては産後初めての実写監督作となるので、4年ぶりの映画の感触をしっかりと味わいたいと思います。
中元雄 コメント
西暦2020年……人類は新型ウイルスの脅威にさらされていた!
そこに立ち上がった12人の命知らず!
果たして彼らは、創造力で世界を救うことができるのか!?
次回、最終回!「絶体絶命!? ナカモト爆破大作戦」ご期待下さい!
山嵜晋平 コメント
「映画」を無力に感じた。
そんな中、僕自身が前を向けるこのような機会をいただいたことに感謝しております。
だからこそ、誰かの為に「映画」を作りたいと思います。
齋藤栄美 コメント
人と距離をとらなくてはいけない世界の中で、気がつくと私は、必死に人との繋がりを求めていた。苦しさ、悲しみ、怒り、優しさ、喜び。私は想いを誰かと「共有」したいから作品を創るのだと思う。今回頂いた機会に感謝し、想いを込めて作品を創ります。
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