「羅小黒戦記」花澤香菜の“成長”に櫻井孝宏が爆笑、宮野真守は「ショックですよ」
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「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」初日舞台挨拶の様子。左から宇垣美里、宮野真守、花澤香菜、櫻井孝宏。
中国アニメ「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」の初日舞台挨拶が本日11月7日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏が登壇した。
マンガ家でアニメ作家のMTJJが監督を務めた本作は、人間に森のすみかを破壊された黒猫の妖精シャオヘイが、新たな居場所を見つけるため冒険するさまを描く物語。日本語吹替版では花澤香菜がシャオヘイ、宮野真守がシャオヘイを捕らえる最強の執行人ムゲン、櫻井孝宏がシャオヘイの仲間フーシーに声を当てる。イベントは花の妖精役で本編に出演している宇垣美里がМCを務めて進行した。
新型コロナウイルス感染防止のため、アフレコは1人ずつ行われた。本作に関連して3人が顔を合わせるのは本日が初めてとなり、花澤が「なんか私人見知りして、ドキドキしちゃって……! さっき櫻井さんに『フーシーの、あの、叫ぶシーンがちょっと、新鮮で……』とか緊張しちゃって、私気持ち悪いなって」と控室での様子を再現すると、櫻井は「ガッチガチのファンじゃん! でも気持ちよかったよ」と笑う。やり取りを聞いていた宮野は「気持ちよかったの!?」と櫻井の言葉尻を捕らえて観客を笑わせ、「でもよく会ってた3人が会えずに収録したから不思議な気持ちですね」と話した。
アフレコに先立って字幕版を鑑賞していたキャストたち。花澤は「すっごい映像のクオリティですよね。戦闘シーンとか特にカット割りがバババババ!ってかっこよくて、どうやって作っているんだろうなと思いました」と感想を語る。櫻井は「戦闘シーンは台本にも細かく落とし込まれているんですけど、台本見て映像観てだと目が追いつかなくて。だから(流れを)覚えるような感じでリハーサルしていました」と述べ、「あとムゲンが強いから! 息1つ漏らさないもん」とムゲンとフーシーの戦闘を回想。宮野は「意外と必死な櫻井さんがおつなもんで」と不敵に笑った。
「声優さんのお芝居もむちゃくちゃ素敵」と字幕版の演技を賞賛する宮野。「でもムゲンが戦っているシーンを観たら『あれ、(自分に)声似てない!?』って。声の質感重なってない!?と思いました」と話すと、花澤も「そう、似てるんですよ」と同意する。櫻井が字幕版声優について「我々リスペクトを強く持っているよね」と語ると、宮野は「そう。あととにかくシャオヘイがかわいすぎる!」と力説。花澤は「そうなんですよ、だからハードルが高い!」と悔しそうに話し、「字幕も吹替版も、言語の違いが関係ないようなシーンでのシャオヘイのリアクションは(字幕版声優の)山新さんの演技を参考にしていました」と明かした。
シャオヘイの成長が描かれる本作にちなみ、「自分の成長を感じた出来事は?」という質問が。花澤は「なんか最近は衰退ばっかりですけど……だって筋肉痛が2日後に来るんですよ」とこぼし、宮野と櫻井を爆笑させる。「香菜ちゃんがそれを言うと、おじさんたちはショックですよ」と嘆く宮野に、花澤は「いや、前向きに考えると、次の日まではすごく動けるぞという余裕ですよ。ポジティブに考えていこうという成長!」とまとめる。イベントでは山新とMTJJのメッセージが読み上げられたほか、山新からのリクエストに応えて宮野と櫻井がシャオヘイのセリフを言う場面も。それぞれ独特なアレンジが加えられたセリフ回しに、会場は笑いに包まれた。
「羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来」は全国で公開中。
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