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『35歳の少女』King Gnu、『恋する母たち』松任谷由実、『危険なビーナス』back number……2020年冬を彩るドラマ主題歌

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 新型コロナウイルスの影響で、新作のテレビドラマが延期になることが多かった2020年の前半。少しずつ日常が取り戻されてきて、2020年の冬ドラマは通常通り放送が開始され始めている。

 それに伴いドラマを彩る主題歌が続々と発表された。ベテランアーティストから人気バンド、話題の新人など様々なアーティストがドラマに楽曲を提供している。今回の記事では、AWAで配信されている2020年ドラマ主題歌からピックアップしてプレイリストを作ってみた。

むらたかもめ「2020年冬を彩るドラマ主題歌」プレイリスト

松任谷由実「知らないどうし」

松任谷由実「知らないどうし」

 TBS系ドラマ『恋する母たち』の主題歌。柴門ふみによる漫画のドラマ化であり、複雑な大人の恋愛を描いた作品である。そんな作品をゆったりとしたリズムで管楽器とベースの演奏が印象的なアレンジで彩っているのが、松任谷由実「知らないどうし」だ。怪しげなメロディとお洒落な楽器の音色がドラマの内容とベストマッチしている。

SEKAI NO OWARI「silent」

SEKAI NO OWARI「silent」

 TBS系ドラマ『この恋あたためますか』の主題歌。SEKAI NO OWARIは過去にも「イルミネーション」などのクリスマスソングは発表していたが、そのくくりの中で歌詞に〈クリスマス〉という言葉を出したことは初めてである。ドラマの主演を務める森七菜は「このドラマの余韻をたっぷりもてなしてくれる安心感と、次週が恋しくなる切ないムードが“恋あた”をさらに盛り上げてくださるんだろうなと、すごく楽しみです。」とコメントしている。セカオワが音楽で恋を温めてくれそうな曲だ。(参考:SEKAI NO OWARI、TBS系火曜ドラマ『この恋あたためますか』主題歌にクリスマスソングの新曲「silent」書き下ろし

山本彩「ゼロ ユニバース」

山本彩「ゼロ ユニバース」

 テレビ東京『あのコの夢を見たんです。』の主題歌。原作は南海キャンディーズ山里亮太の短編小説集で、内容は山里が実在の女優やアイドルをモデルにイメージを膨らませて書かれたラブストーリー。芸人らしいユーモアな切り口から生まれた設定だが、物語は切なくて泣ける。山本彩の表現力豊かな歌声と、楽曲の切ないメロディがドラマの切なさをより加速させ、ドラマも主題歌も両方が魅力的な作品になっている。

FANTASTICS from EXILE TRIBE 「High Fever」

FANTASTICS from EXILE TRIBE 「High Fever」

 日本テレビ系ドラマ『マネキン・ナイト・フィーバー』の主題歌。このドラマはFANTASTICSの初主演ドラマであり、渋谷パルコを舞台としたシチュエーションコメディ。主題歌はキャッチーなメロディで明るい音色の曲ではあるが、印象的なエレクトロサウンドで作り込まれている。コミカルなドラマの内容とクールな主題歌のギャップが、グループの二面性を引き出しているようだ。

Omoinotake 「産声」

Omoinotake 「産声」

 テレビ東京『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の主題歌。BLコミックを原作としたラブコメディドラマ。メンバーはドラマの内容と自分たちの活動における葛藤を重ね合わせて楽曲制作をしたという。そのためドラマと相性の良い明るい楽曲が生まれたのだろう。

back number 「エメラルド」

back number 「エメラルド」

 妻夫木聡と吉高由里子が主演するTBS系ドラマ『危険なビーナス』の主題歌。東野圭吾原作のラブサスペンスだけあって、ミステリアスでスリリングな展開に目が離せない。そんなドラマをback numberがクールな楽曲で彩る。歌謡曲テイストのメロディに、back numberのパブリックイメージとは少し異なるロックな演奏を組み合わせた楽曲。同ドラマをきっかけにバンドの隠れた魅力が多くの人に伝わるはずだ。

Da-iCE 「CITRUS」

Da-iCE 「CITRUS」

 日本テレビ『極主夫道』の主題歌。玉木宏主演で川口春奈や志尊淳など話題の役者も出演しているコメディドラマである。ダンスナンバーが得意なDa-iCEとしては珍しく、ロックテイストを感じるバラード。ドラマはコミカルで笑える内容だが、ほっこりする展開があたりと優しくて温かな内容。そんなドラマの持つメッセージの本質を、Da-iCEのエモーショナルな歌声が引き立てるのだ。

King Gnu 「三文小説」

King Gnu「三文小説」

 柴咲コウ主演の日本テレビ系ドラマ『35歳の少女』の主題歌。幻想的で繊細に作り込まれた編曲に引き込まれてしまう楽曲。メロディはキャッチーではあるが、他のJ-POPにはないであろう壮大でマニアックな演奏が新鮮だ。後半に進むにつれ楽曲がどんどん盛り上がっていく展開はクラシックのような構成にも感じる。King Gnuにしか作れない世界観でドラマを魅力的に彩っている。

■むらたかもめ
オトニッチというファン目線で音楽を深読みし考察する音楽雑記ブログの運営者。出身はピエール瀧と同じ静岡県。移住地はピエール中野と同じ埼玉県。‬ロックとポップスとアイドルをメインに文章を書く人。
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