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「百獣戦隊ガオレンジャー」20周年に向け奮起!金子昇らサプライズ登壇でファン沸く

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「酒井一圭 Presents スーパー戦隊サプライズフェスティバル in TIFF『百獣戦隊ガオレンジャー』」オンライントーク後にサプライズ登壇したキャスト陣。

「劇場版 百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える」「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」が、本日11月8日に東京・東京ミッドタウン 日比谷ステップ広場で上映され、その後のオンライントークに金子昇、堀江慶、柴木丈瑠、酒井一圭(純烈)が参加した。

第33回東京国際映画祭の企画「酒井一圭 Presents スーパー戦隊サプライズフェスティバル in TIFF」内で実施された同イベント。ガオレッド / 獅子走役の金子、ガオイエロー / 鷲尾岳役の堀江、ガオブルー / 鮫津海役の柴木が挨拶を終えると、ガオブラック / 牛込草太郎役の酒井は「ガオシルバー、玉山鉄二です!」と別のキャストの名前を借りて自己紹介し、共演者たちを「昔からやってた」「懐かしい」と当時からの“持ちネタ”で沸かせた。

「スーパー戦隊」シリーズ25周年記念作品として2001年から2002年にかけて放送された「百獣戦隊ガオレンジャー」。「ガオレンジャー」以降も「海賊戦隊ゴーカイジャー」やスペシャル番組などでガオレッドを演じた金子は「実はそれ以外でも出演オファーはあったんです。でも、それはガオレッドじゃなかった。呼んでくださった方々には申し訳なさと感謝がありながらも、僕は『スーパー戦隊』に限ってはガオレッドで生き続けないといけないと思って。だから断ったんです」と強い作品愛をのぞかせる。

映画監督としても活動していた堀江は「今はゲームの演出もやってるんですけど、予算の都合でアクションを付ける人がいないこともあるので自分でやったりもします。昔はみんなに『アクション下手』と言われてましたけど戦隊に出てよかった」と経験を生かせていることをアピール。しかし酒井から「橋の上でのアクションで、衣装が1着しかないのに堀江さんが川に落ちて“衣装乾かし待ち”が発生したことがあったよね。ガオイエローの人気は、堀江さんがポイントをしっかり押さえてるのもあるけど、あとはスーツアクターの竹内康博さんの功績だから!」と手厳しい指摘が入り、堀江は「シリーズ後半の僕のアクションは(攻撃を)かわすだけになっていました……」と苦笑した。

“歳下組”の柴木は「まだ18歳ぐらいだったので、堀江くんが芝居について熱く語ったりしてくれるんですけど、面倒くさいから流したりしてました(笑)。酒井くんはイベントでやたらムチャ振りしてきて。金子くんはずっといい人で優しいなあと思ってました」と当時の印象を正直に伝える。純烈のメンバーとして紅白歌合戦に出演するなど活躍中の酒井は「『ガオレンジャー』がなかったら純烈は生まれてない」と断言。「『ガオレンジャー』では誰かが一方の味方にならず、みんなで応援したり見守って、穏やかで自由。それを純烈にも生かしてます。純烈は『ガオレンジャー2』です」と誇らしげに語った。

イベントでは会場にいたプロデューサーの日笠淳、アシスタントプロデューサー(当時)の横塚孝弘、シュテンに声を当てた稲田徹が壇上に呼び出される場面も。スタッフ陣には金子が「『ガオレンジャー』を世に広めるため、他局の番組に衣装で映り込もうとしてすみませんでした!」と謝罪するなど、当時の反省エピソードをそれぞれ打ち明けていく。また稲田は「最終決戦のシーンは、金子さんと同じブースで“戦う”ことができた。とても熱くて、このテンションのレッドにやられるなら僕は本望だと思いました!」と格別の思いを込めて語った。

最後はガオホワイト / 大河冴役の竹内実生から手紙が届き、司会者が代読した。当時15歳で最年少だった竹内からの手紙には、仲間や作品への思いがつづられ、「素敵な作品に関われたことを心から幸せに思います。またいつかみんなに会えることを期待して。ガオのみんなだーい好き!」と締めくくられると、共演者たちは「大人になったねえ」としみじみ。トークはガオシルバー / 大神月麿役の玉山鉄二のエピソードにも及び、「アフレコで散々NG出したあと、いきなり脱ぎ出したりしたよね(笑)」「あいつ面白かったよなあ」と思い出話に花を咲かせた。

トーク終了後は特別に、キャストが上映後の日比谷ステップ広場へ。サプライズ登壇に大興奮の観客の前でそれぞれ名乗りを披露。最後に酒井が「昔のショーをやってた頃の懐かしい気持ちになりました。また皆さんにお会いできるときは6人全員そろっているように僕らも努力しますので」と約束し、金子も「定期的にこういうのやりたいね!」と笑顔を見せ、2021年の「百獣戦隊ガオレンジャー」20周年に向けて奮起した。