黒島結菜、友人・中条あやみとの共演を語る 「お互いに『なんか変な感じだね』とか言いながら」
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毎週土曜日にNHK総合で放送中の中条あやみ主演ドラマ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』。第3、4話ゲストの黒島結菜よりコメントが寄せられた。
本作は、ミステリー作家・木元哉多の人気シリーズを実写化したミステリードラマ。閻魔堂の主・沙羅が、生き返りを願う亡者に、誰に、なぜ、どのように殺されたかを推理させるゲームを仕掛けていく。主人公・沙羅を中条が演じる。
第3、4話ゲストの黒島は、元バドミントン選手の澤木夏帆を演じる。夏帆は国内トップ選手だったが、ケガで引退。今は片手間でコーチをしている。ある日、闘病中の父が「続けろ」というメモを残して亡くなり、姉の南緒(山下リオ)や関係者に反対されるも、夏帆はひそかに復帰しようと動き出す。だが予期せぬトラブルで事故死した夏帆は沙羅に本音を見透かされて逆上。沙羅の怒りを買って地獄に落とされる。
黒島はNHK連続テレビ小説『スカーレット』に出演。おなじNHK大阪放送局の製作ということで、「脚本を担当された古家和尚さんをはじめ、連続テレビ小説『スカーレット』で大阪のスタッフの皆さんとは何度かお仕事をご一緒していましたし、主演が学生時代からの友だちの中条あやみさんでしたから、すごく“出たい”と思いました」と願ってもないオファーだったことを明かす。
学生時代からの友人である中条との共演については、「現場で一番驚いたのが、沙羅の衣装のかわいさと派手さです。街を歩いていたら『ハロウィンかな!?』って思うような衣装でした(笑)。また彼女は背が高いから、お芝居の中で、夏帆が沙羅にいろいろ言われている時に、本当に私がだんだん小さくなっていくような感じもしました。でもやっぱり撮影現場では変な緊張がありましたね(笑)。2人の関係性がお仕事からのスタートではなく、プライベートからのスタートだったから、お互いに『なんか変な感じだね』とか言いながら、撮影が進んでいきました」と撮影の裏側を語った。
今回演じる夏帆については、「澤木夏帆は、世界でも活躍した元バドミントン選手という役で、私も学生時代にバドミントンをやっていました。夏帆は閻魔堂に行って、沙羅から生きている間の言動について責められるんですけれど、台本でそのシーンを読んでいると、すごく自分自身に言われているような気持ちになって……。誰にでもあることかもしれませんが、困難から逃げたい気持ちとか、プライドが邪魔して素直になれないこととか、そういった“もどかしさ”が自分にもあるなと。撮影に入る前はもちろん楽しみな気持ちもありましたが、夏帆が自分に少し似ていると感じていたので、ちょっと演じるのが怖いという気持ちもありました」と夏帆と自身を重ねながら役作りをしていたと語った。
最後に視聴者に向けて、「閻魔堂で沙羅と対じすることで、夏帆が隠していた思いが暴かれていくシーンがあるんですけれど、演じていて自分も夏帆と同じように“悔しい”と感じる瞬間がありました。人間、誰しもが持っている気持ちや一面でもあると思うので、視聴者のみなさんにもきっと刺さる部分があると思います。沙羅との出会いを通して、少しずつ自分と向き合おうとする夏帆の姿も、ぜひ見てもらえたらと思います」とコメントを送った。
■放送情報
よるドラ『閻魔堂沙羅の推理奇譚』
NHK総合にて、毎週土曜23:30〜23:59【全8回】
出演:中条あやみ
ゲスト出演者:小関裕太、賀喜遥香、黒島結菜、R-指定、村上淳
原作:木元哉多『閻魔堂沙羅の推理奇譚』シリーズ
脚本:古家和尚
制作統括:出水有三
音楽:岩崎琢
演出:渡辺良雄、葛西勇也、石川慎一郎、鈴木航
写真提供=NHK