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坂東玉三郎、観客への思い語る「劇場に入ったら現実を忘れていただきたい」

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坂東玉三郎

「十二月大歌舞伎」が12月1日から26日まで東京・歌舞伎座で上演される。昨日11月8日、同公演に出演する坂東玉三郎が取材に応じた。

玉三郎が出演するのは、第4部で上演される「日本振袖始 大蛇退治」。玉三郎が岩長姫実は八岐大蛇を演じるのは、2014年3月以来で、稲田姫を中村梅枝、素盞嗚尊を尾上菊之助が勤める。

玉三郎は「日本振袖始」を選んだ理由として、上演時間が1時間程度で、“歌舞伎らしい”演目であることを挙げ、「お客様に不安を与えることが1番良くないこと。劇場に入ったら現実を忘れていただきたい」と観客への配慮を見せる。また稽古の形式について問われると、「なるべく前の形を踏襲し、個別でお稽古をしながら(梅枝、菊之助と)舞台で会う」とし、「2人共、勉強家だから大丈夫」と信頼を寄せた。

「十二月大歌舞伎」では「日本振袖始」のほか、第1部で「弥生の花浅草祭」、第2部で「心中月夜星野屋」、第3部で「傾城反魂香」より「土佐将監閑居の場」が上演される。チケット販売は11月13日10:00にスタート。

「十二月大歌舞伎」

2020年12月1日(火)~26日(土)
東京都 歌舞伎座

第1部

「弥生の花浅草祭」

補綴:戸崎四郎

武内宿禰 / 悪玉 / 国侍 / 獅子の精:片岡愛之助
神功皇后 / 善玉 / 通人 / 獅子の精:尾上松也

第2部

「心中月夜星野屋」

脚本:小佐田定雄
演出:今井豊茂

おたか:中村七之助
星野屋照蔵:市川中車
母お熊:市川猿弥
和泉屋藤助:片岡亀蔵

第3部

「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」

作:近松門左衛門

浮世又平:中村勘九郎
女房おとく:市川猿之助
狩野雅楽之助:市川團子
土佐修理之助:中村鶴松
将監北の方:中村梅花
土佐将監光信:片岡市蔵

第4部

「日本振袖始 大蛇退治」

作:近松門左衛門

岩長姫実は八岐大蛇:坂東玉三郎
稲田姫:中村梅枝
素盞嗚尊:尾上菊之助