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古田新太主演、Yellow/新感線の舞台『月影花之丞大逆転』に阿部サダヲら

ステージ

ニュース

CINRA.NET

舞台『2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線「月影花之丞大逆転」』が2021年2月下旬から東京・池袋の東京建物 Brillia HALLで上演される。

出演者だけで毎公演約40人近く、スタッフを合わせると100人規模のカンパニーで作品を創り上げている劇団☆新感線。今回は新型コロナウイルスの影響により「密にならない、短い上演時間で、新感線らしい、観たお客様が元気になる作品」を目指し、「ドクターイエロー」に着想を得て「Yellow 新感線」として発進していく。

作品は中島かずきの書き下ろしによるもの。2003年の『花の紅天狗』のスピンオフとして、かつて木野花が演じた月影花之丞が再登場する。演出はいのうえひでのりが担当。出演者には主演の古田新太のほか、阿部サダヲ、浜中文一、西野七瀬、河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木仁、木野花が名を連ねている。

東京公演終了後、4月中旬からは大阪・オリックス劇場で上演。

いのうえひでのり(劇団☆新感線)のコメント

皆様、お待たせしました。やっと新感線が舞台に帰って来ました。この時節なのでフルスペックというわけにはいきませんが、そこはHappy Yellow 新感線!と言うことで、あの月影先生こと木野花さんを迎えて、ドタバタ・パロディ満載の久々のおポンチ芝居になりそうです。ゲストには他に、“鳥髑髏”以来の阿部サダヲ君、ラストフラワーズ以来の古田との面白舞台での競演が大変楽しみですね。
そして今回のフレッシュなゲストのお2人。“50Shades!”での切れ味の鋭い変態演技にド肝抜かされたジャニーズらしからぬジャニーズ、浜中文一君。そして正真正銘の元アイドル西野七瀬ちゃんが新感線舞台に初登場ということでカンパニーの平均年齢をグッと引き下げ、みずみずしさを引き上げてくれるでしょう。

中島かずきのコメント

8月初め、突然ヴィレッヂの細川会長から電話がかかってきた。来春の新感線公演を、予定していた規模から人数を縮小しての公演に変更したいから、知恵を貸してくれというのだ。条件は出演者10人前後、公演時間2時間以内。当初出演するはずだった古田、阿部、浜中、西野、木野の5人には継続して出演してもらう予定だという。
とにかく時間がない。「木野さんがいるのなら『月影花之丞』がいいんじゃないかな。あれだと劇中劇もあるから、雑多なアイデアもぶちこめるし」と考えて臨んだ打合せで、まずいのうえが「こんな時期だから楽しい芝居がいいな。『花の紅天狗』みたいな」と切り出した。まさにそれを俺も考えてたよと言うと、すかさず細川氏が「それはかずきさんが書くということだよね」。あっという間に月影花之丞第二弾に決まってしまった。しかも自分が書くことに。
とりあえずスケジュールをこじ開けて書き始めると、これがまあ驚いたことに月影花之丞は僕の両手にまだ生きていた。彼女の言動がするすると導かれるように出てくるのだ。あれよあれよと〆切前に脚本ができてしまった。
というわけで、頭のネジがはずれた人達が闇雲に猛烈な勢いで舞台に向かって駆けていく、トンチキで楽しい芝居になるはずです。ご期待下さい。

古田新太のコメント

まだまだコロナ禍も落ち着かない中で、この時期にお客さんが入るのか?ということと、木野さんの体調が心配です。
とはいえど、久しぶりの馬鹿芝居。一刻(一時)の憂さを晴らしに来てください。
おいらたちは、頑張ることしかできないので。