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新藤兼人賞の最終選考に進む監督が決定、ふくだももこや佐藤快磨ら9名

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新藤兼人賞の金賞受賞者に贈呈されるトロフィー。

2020年度新藤兼人賞で最終選考に進む監督9名が発表された。

1996年に設立された新藤兼人賞は、プロデューサーたちの観点から将来性のある新人監督を選出する映画賞。今年度は、島根県の刑務所内を映したドキュメンタリー「プリズン・サークル」の坂上香、先天性脳性まひの女性の成長を描いた「37セカンズ」のHIKARI、衆議院議員・小川淳也を追ったドキュメンタリー「なぜ君は総理大臣になれないのか」の大島新、PFFアワード2019でグランプリを受賞した「おばけ」の中尾広道が候補となった。

さらに、松本穂香が主演した「君が世界のはじまり」のふくだももこ、中村倫也の主演作「人数の町」の荒木伸二、アイヌの人々がキャストとして参加した「アイヌモシリ」の福永壮志、仲野太賀が主演を務める「泣く子はいねぇが」の佐藤快磨、藤原季節が主演する「佐々木、イン、マイマイン」の内山拓也も最終選考に残っている。

金賞および銀賞の受賞者は11月24日に発表。受賞者には、正賞として新藤がデザインしたオリジナルトロフィーが贈られるほか、副賞として金賞には賞金50万円とUDCast賞、銀賞には賞金25万円が贈呈される。授賞式は12月4日に東京・如水会館で開催予定。

※「アイヌモシリ」の「リ」は小文字が正式表記

2020年度新藤兼人賞 最終選考

坂上香「プリズン・サークル」
HIKARI「37セカンズ」
大島新「なぜ君は総理大臣になれないのか」
中尾広道「おばけ」
ふくだももこ「君が世界のはじまり」
荒木伸二「人数の町」
福永壮志「アイヌモシリ」
佐藤快磨「泣く子はいねぇが」
内山拓也「佐々木、イン、マイマイン」