篠原涼子が包丁を振り上げる 映画『人魚の眠る家』予告編、主題歌は絢香
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映画『人魚の眠る家』の予告編とポスタービジュアルが公開。あわせて主題歌を絢香が担当することが発表された。
11月16日から公開される『人魚の眠る家』は東野圭吾の同名小説が原作。娘がプールで溺れて意識不明に陥り、脳死を宣告されるという過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦が下すある決断と苦悩を描く。監督は堤幸彦。
予告編には篠原涼子演じる主人公の薫子と西島秀俊演じる夫・和昌が、娘の瑞穂が脳死状態にある可能性が高いと告げられるシーンや、坂口健太郎演じるIT系機器メーカーの研究員・星野の説明を受ける様子、薫子が「瑞穂が死んでるなんて誰にも言わせない!」と叫ぶ場面、「人は2度は死なない」と話す薫子が瑞穂に向って包丁を振り上げるシーンなどが確認できる。またポスタービジュアルには篠原涼子自身が「こんな自分もいたのかと驚きを感じた」というクライマックスシーンの薫子の表情が写し出されている。
主題歌に起用されたのは絢香による書き下ろしの新曲“あいことば”。絢香は同曲について「原作と台本を読んでいると、言葉とメロディが私の中で止めどなく溢れてきて、読み終える頃に『あいことば』は形を成していました。映画に携わる方々の熱意を感じながら仕上げていくことで、より研ぎ澄ませながら世界観を創り込めた気がします」とコメントしている。
また主演の篠原は「初めて聴いた時に、ここまで作品に寄り添ってくれる歌があるのか、と震えました」、堤監督は「見事な曲です!この映画のテーマとメッセージを深くご理解いただき、これ以上ないエンディングとなりました」と語っている。
絢香のコメント
不思議なことが。
原作と台本を読んでいると、言葉とメロディが私の中で止めどなく溢れてきて、読み終える頃に「あいことば」は形を成していました。映画に携わる方々の熱意を感じながら仕上げていくことで、より研ぎ澄ませながら世界観を創り込めた気がします。
曲をお渡ししてしばらくした後に試写を初めて観て、何度も涙しました。本当に素晴らしい作品の一部となれたこと、この楽曲を生み出すキッカケをくださったことに感謝しています。
「あいことば」は私の作曲家としてのキャリアの中で、特別に誇れる一曲となりました。篠原涼子のコメント
初めて聴いた時に、ここまで作品に寄り添ってくれる歌があるのか、と震えました。物語の結末を優しく見守り、送り出してくれるような「あいことば」。映画をご覧になる方は本編で泣いて、最後にこの曲でもう一回泣けると思います。
堤幸彦監督のコメント
見事な曲です!この映画のテーマとメッセージを深くご理解いただき、これ以上ないエンディングとなりました。本当にありがたい!
感動です。新垣弘隆プロデューサーのコメント
絢香さんが紡ぐ、静かに寄り添いながら劇的に心を動かすメロディー、シンプルでありながら強く胸を打つ歌詞、魂を揺さぶる圧倒的な歌唱力。大切なわが子を守り抜こうとする母の愛を描いた本作の世界観を、絢香さんなら最も美しく表現できるという確信がありました。そして母親でもある絢香さんに今、どうしても歌って欲しいと思いました。「あいことば」を聴いたとき、ただ涙、涙、涙で完全に言葉を失いました。こんな名曲が誕生するなんて、“確信”などというレベルを超えてました。主題歌として書き下ろしてくれた絢香さんに深く感謝します。堤ワールドのラストを飾る絢香さんの歌声をハンカチ持参の上、劇場でご堪能ください。