芳根京子×飯島寛騎「チャンネルはそのまま!」北海道で撮入、「少しでもパワーを」
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「チャンネルはそのまま!」囲み取材時の様子。
連続ドラマ「チャンネルはそのまま!」が北海道で9月15日にクランクイン。キャストの芳根京子、飯島寛騎、総監督の本広克行らが、19日に北海道・北海道テレビ(HTB)で行われた囲み取材に出席した。
同局の開局50周年特別企画として製作される本ドラマは、佐々木倫子によるマンガをもとにしたコメディ。札幌のローカルテレビ局・HHTV北海道★(ほし)テレビを舞台に、謎の“バカ枠”で採用された新入社員・雪丸花子と、彼女に振り回される周囲のテレビマンたちの姿が描かれる。
花子を演じるにあたり3歳以来のショートカットにした芳根は、先日の北海道胆振東部地震を気にかけながら「北海道の皆さんに少しでもパワーをお届けできたら」と挨拶。花子については「私がまず花子を一番大好きになりたい」としながら、「演技はすごく難しい。花子をどれだけチャーミングに演じられるかが勝負どころだと思う」と意気込んだ。原作マンガをコピーして台本に張り付け、花子の表情を勉強しているそうで、彼女独特のユニークな表情を披露する一幕も。
札幌出身の飯島は、北海道が舞台の今回のドラマ出演に関して「ものすごくうれしい。この業界に入ったのも北海道を盛り上げたいという思いがきっかけなので、その第一歩にもなれた」と声を弾ませる。本広は「バラエティのセンス、映画のセンス、ドラマのセンス、このすべてを結集している。絶対面白いものができる」と手応えを述べ、俳優としても参加している監督の藤村忠寿の演技については「藤村さんの芝居がちょっとでかいんで、そこだけちょっと……」と苦言を呈し、会場の笑いを誘った。そのほか会見に出席したキャストの宮下かな子、島太星、瀧原光、長田拓郎、監督の藤村、プロデューサーの嬉野雅道によるコメントは下記に掲載。
全5話で構成される「チャンネルはそのまま!」は、2019年3月よりNetflixにて独占先行配信される。その後同月にHTBにて放送予定。
芳根京子 コメント
先日の自然災害をニュースやテレビで見ていて、すごく心配でした。でも、北海道に来て、実際にお話を聞き、皆さんの笑顔を見て少しほっとしています。今回「チャンネルはそのまま!」という素敵な作品を作ることと、北海道の皆さんに少しでもパワーをお届けできたらなというのが私の目標です。すごく考えながら花子を演じていますが、考えすぎると本広さんに「狙いすぎだ」と言われて、すごく難しいなあと……。考えているのを見せないように、花子をどれだけチャーミングに演じられるか、自分の勝負どころだなと思っています。本当に愛されるキャラクターの花子を私が作らないといけないと思いますので、私がまず花子を一番大好きになりたいです。
飯島寛騎 コメント
僕は札幌出身なので、改めてこうした北海道の作品に携われることがものすごくうれしいです。僕がこの業界を始めたのも地元北海道を盛り上げたいと思ったのがきっかけで、その第一歩にもなれたのかなと思っています。キャストスタッフの皆さん全員で力を合わせて素晴らしい作品にしたいです。山根というエリートで真面目なキャラクターについて、どういう真面目がいいんだろうと色々考えたんですが、結果やりすぎずに返したほうが、花子との高低差が生まれて笑いにつながるのかなと。撮影しているときに生まれてくるものも多くて、僕はわりと皆さんを信じて山根を演じているという感じです。ひたすらストレートに真面目にいってます。
宮下かな子 コメント
個性的で素敵なキャストとスタッフの皆さんと楽しく撮影しています。雪丸のパワーに巻き込まれながら、花枝の魅力を出していけたらなと思っております。
島太星 コメント
服部役を務めさせていただきます! 服部役として必死に全身全力がんばっていきたいと思います! よろしくお願いします!
瀧原光 コメント
北海道でこのような素敵なドラマに関われたこと、とても光栄に思います。皆さん、最後までよろしくお願いします。
長田拓郎 コメント
見ての通り大きい体なんですが、さらにこの北海道でおいしいものをたくさん食べてもっと大きくなろうと思います。よろしくお願いします。
本広克行 コメント
皆さんが楽しめる超エンタテインメントを作ろうと。笑って泣ける素敵なドラマを作りたいと思います。僕は総監督なので、ちょっと引いては見ているのですけれど、今回バラエティの力がやっぱりすごく必要で、バラエティのセンスがある2人の監督、佐々木さんと藤村さんに来ていただきました。あと映画のセンス、ドラマを作るセンス、この全部を結集しています。面白いものを本気で作ろうと思ったら全部のパーツが必要。絶対面白いものができる。この2日間撮ってみてそう思いました。藤村さんの芝居がちょっとでかいんで、そこだけちょっと……(笑)。
藤村忠寿 コメント
監督もやりつつ、小倉部長役もやります。この作品のドラマ化が決まったときに、もう当然小倉の役は僕がやると。誰からの推挙もなく、僕が勝手に決めました。(今着ている)これも私服だと思われるかもしれないけど、衣装です。だから普通に自分が社内でどういう発言をするか考えながらですから、役作りはないですね。そのときの直感でやりたいなと。今日ちょっと役作りとして、髪の毛だけは小倉に寄せたけれど、みんなたいして気付かない(笑)。マンガのほうが僕に寄せているだけだし、原作とちょっと雰囲気が違うっていったらそっちが間違えてますからね(笑)。
嬉野雅道 コメント
今、世の中がリスク回避とか色々おとなしくなっていて、自分の思うところをやらないという時代に、この「チャンネルはそのまま!」をドラマにします。雪丸花子という人間を通して、必ず日本を救う作品になると思いますんで、ご期待下さい!
(c)佐々木倫子/小学館