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YOASOBIが映画で流れる「たぶん」に感動、公開記念で俳優陣と舞台挨拶

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「映画『たぶん』」公開記念舞台挨拶の様子。

「映画『たぶん』」の公開記念舞台挨拶が本日11月14日に東京都内で行われ、キャストの木原瑠生、小野莉奈、寄川歌太、吉田美月喜、めがね、糸川耀士郎、主題歌を担当したYOASOBIのAyaseとikuraが登壇した。

本作はしなのの同名小説をもとに、3組の男女の恋模様を描いたショートムービー。同じ小説をYOASOBIが楽曲化し、7月に配信リリースした「たぶん」が主題歌になっている。別れを選ぶ大学生の同棲カップルを描いた「ササノとカノン」に木原と小野、自粛要請で高校最後の大会に参加できなかったサッカー部選手とマネージャーを描く「川野と江口」に寄川と吉田、互いに行き詰まりを感じている社会人のカップルを描く「クロとナリ」に糸川とめがねが出演した。

小野は「3組それぞれがいろんな思いを抱えて相手と接してる。一生懸命に恋愛をしている姿がすごく感動的でした」とコメント。木原はコロナ禍を踏まえ「大切な人になかなか会えない状況が続く中で、それぞれのカップルにすれ違いがあって。その時間があることが作品の魅力につながってるんだと思います」と語る。

撮影中は自分のシーンを作り上げることに必死だったという寄川は「3つのパートがつながって、こんなにいい作品になったことへの感謝でいっぱい」としみじみ。小説と楽曲で“切なさの中にある居心地のいい温かさ”を感じていた吉田は「映像の中で皆さんと一緒にお芝居することで、より人の温かさとかあいまいさが表現できたかなと思いました」と感想を述べる。

めがねは“たぶん”の意味を念頭に置きながら「あいまいな返答で確実なことを言わない。“たぶん”ってSNSがある今だからこそ蔓延している言葉。でも、この3組が別れるときは絶対に直接会って話すんです。カップルの根本って昔から変わってない。それがすごく奥ゆかしいというか、面白くて。この映画を観て、まだまだ人間って面白いな思えました」と吐露。糸川は「川野と江口」の感想として「どのカップルにも共感できる部分があるはず。僕は高校生カップルの純粋さにキュンキュンして、その日の仕事の疲れが吹っ飛んだ(笑)。ああやって心温まるまっすぐな切なさもいいなと思って若返りました」と語った。

また、Ayaseは映画の感想を「自分たちの楽曲が流れた瞬間にグッと来ましたね。原作小説の『たぶん』、僕らの楽曲の『たぶん』があって、映画の『たぶん』ができたので、どうなるのか想像ができなかったんですけど、こんな素晴らしい表現方法があるんだとシンプルに感動しました」とコメント。ikuraは「3つのストーリーで描かれるありふれた生活の中でのお別れが“たぶん”という言葉を引き立たせてくれた。楽曲だけを聴いたときと、映画の最後で流れているのを聴いたときでは聴こえ方が違ってジーンときました」と話した。

「映画『たぶん』」は東京・アップリンク渋谷、イオンシネマ シアタス調布ほか全国で公開中。「おっさんずラブ」シリーズで知られるYuki Saitoが監督、演劇ユニット・艶∞ポリス主宰の岸本鮎佳が脚本を担当した。

(c)ソニー・ミュージックエンタテインメント