坂田藤十郎が88歳で死去
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坂田藤十郎が11月12日10:42に、老衰のため東京都内の病院で死去した。88歳だった。
藤十郎は1931年12月31日生まれ、京都府出身。1941年に大阪角座「山姥」の金時で二代目中村扇雀を襲名して初舞台を踏む。1990年に三代目中村鴈治郎を、2005年に四代目坂田藤十郎を襲名。1990年に紫綬褒章を受章し、1994年には人間国宝に認定される。また2009年には文化勲章を受けた。最後の舞台となったのは昨年12月に京都・南座で上演された「京の年中行事 當る子歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」より、「祇園祭礼信仰記 金閣寺」。藤十郎は同作で慶寿院尼を勤めた。
なお本日11月14日に、親族によって密葬が行われた。今後の予定については決まり次第アナウンスされる。