志尊淳、『極主夫道』で恋に奮闘! 不器用で純粋に相手を想い突っ走る雅を好演
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第5話でクライマックスかのような締めくくりを見せた『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)。第6話では、雅(志尊淳)が想いを寄せるゆかり(玉城ティナ)への恋を成就するために奮闘していく回となった。
ゆかりが「家事ができる男の人がいいよね」と話していたことで、家事が全くできない雅は龍(玉木宏)に家事のイロハを教えてもらうことに。己のご褒美を作ること、何でも楽しくすることが大事であることや炊飯器でパンを作る方法など、家事においてのライフハックが伝授される。
雅は料理教室にも通い、手作りのパンを作ってゆかりに届けようとしたが、トラックに踏まれてしまう。追いかけていくと、そのトラックの運転手・タケシ(柳俊太郎)が、ゆかりと別れ話をこじらせていたのを目撃する。
美久(川口春奈)らは雅の恋を応援しようと、二人のデートをサポート。しかし、「どんなときでも相手の気持ちに立って考えろ」と龍に教えられていた雅は、ゆかりの気持ちを察して、タケシとの寄りを戻すように伝えて、結局デートで2人がくっつくことはなかった。
タケシと寄りを戻すことになったゆかり。だが寄りを戻すというのはDJ・タケシとラッパー・ゆかりの再結成の話。最後はラップ合戦の大円団で幕を閉じた。
雅が不器用ながらも常にゆかりのことを第一に考えて、一直線に恋に走っていく中で、徐々にゆかりとの距離を縮めていく展開にはグッと来た。この2人に恋はどこか龍と美久を彷彿とさせるものであり、不器用であるが純粋に相手を想い突っ走る雅を志尊淳がしっかりと形にし、今時女子で強気なイメージの強い一面と乙女な一面を玉城ティナが演じ分けられていた。
志尊淳は、これまでもクセのある役から正統派な役まで幅広く演じてきている。その中でも多いのは、誰からもかわいがられるような生粋の愛されキャラであり、今回の雅役での演技では、そのような愛されキャラである一面と時折見せる男らしい一面の二面性が演じ分けられている。ネットでも「かっこいい(キュンキュンする)」「かわいい」「おもしろい」など、様々な声があがっており、それは彼がしっかりと様々な側面の雅を見せられているからであろう。
本作では、もはや第2の主人公的な存在を担っていると言っても過言ではない。これまでも映画『帝一の國』、『トドメの接吻』(日本テレビ系)、『探偵・由利麟太郎』(カンテレ・フジテレビ系)など数多く、主人公を下支えする役を演じてきた志尊淳。『極主夫道』では、自らにスポットが当たる際のかっこいい存在感と龍を下支えするときの子分としての愛らしさ、そして節々に見せる思わず笑ってしまうコミカルさをしっかりと形にし、2枚目と3枚目を同作でどちらも担っていると言えるだろう。
最後には、雅とゆかりとの間の恋が進んでいる間に、龍がMC三枚おろしという名のラッパーとしてインタビューを受けている場面も。第6話も最後まで抜かりなくネタを盛り込んでくるのも回となった。
■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。Twitter/Instagram
■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
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