井ノ原快彦が25年活動続ける秘訣を道枝駿佑に伝授「ファンと仲間を大切に」
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左から井ノ原快彦、道枝駿佑。
井ノ原快彦(V6)と道枝駿佑(なにわ男子、関西ジャニーズJr.)が、本日11月16日に東京・バルト9で開催された映画「461個のおべんとう」の舞台挨拶に登壇した。
「461個のおべんとう」は、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」が原作の映画。ミュージシャンとして多忙な日々を送りながら息子との約束を果たすために高校3年間のお弁当を毎日欠かすことなく作り続けたシングルファーザーの鈴本一樹を井ノ原、進路や学校生活などに悩みを抱える一樹の息子・虹輝を道枝が演じた。公開から10日が経った本日行われた舞台挨拶で2人は制作から公開まで本作を応援したすべての人に「ありがとう」を伝えた。
今回で「461個のおべんとう」の舞台挨拶も4回目とあって、井ノ原が「関係性も近くなった気がするじゃん」と道枝に話を振ると、道枝は「そ……そうですね……」と返答。井ノ原が彼のぎこちない敬語の理由を「親子役だからタメ口でいこうねって話をして撮影をしてきたんですけど、この前タメ口から卒業しますっていう手紙をもらって。そしたら今日また敬語に戻ってるんです」と明かし「2人のときはタメ口でいこうよ」と言うと、道枝は「そうだね! いこう! いこう!」と明るい表情を見せた。
MCから本作の宣伝で楽しかったエピソードを問われた道枝は「全部楽しかったけど、特に挙げるなら『TOKIOカケル』。昔のジャニーズの話やTOKIOさんとパパの絡みを視聴者目線で楽しみました」と回答。井ノ原は「合間でミッチーと食べるお弁当が楽しみだった。あとミッチーがテレビに出るときの衣装がかわいくて好きでしたね」と“息子”との時間を満喫した様子で語った。
その後、道枝が「僕、トークがあまり得意じゃないんですけど、パパが僕がコメントしたあとにちゃんと拾ってまとめてくれたので助かりました」と話すと、井ノ原は「だいたい僕がまず振られるでしょ。でも先にミッチーに振ってその間に考えてる」と先に道枝にトークをさせていた理由を告白。道枝は「まず僕に振ってきたときは思い付いてないんだなあと思ってましたよ」と笑い、井ノ原も「そうそう、最近はそれがバレてて(笑)。そんな感じのチームワークでやっています」と楽しそうに語った。また道枝はバラエティ番組の収録でトークが弾まずへこんでしまったときに井ノ原からもらった「お前のいいところは爪痕を残そうとジタバタしないところだから自然体でいいんだよ」という言葉に感銘を受けたことを明かす。井ノ原は「テレビは編集というものがあるからね。そういうときに人からかけられてうれしい言葉もあるけど、自分で自分に言ってやる言葉も僕は発明したんです。皆さんもきっと怒られたりすると思うんですけど、そしたらだいたい『ですよね』って言っておけば丸く収まる。それで僕はここまでやってきたからね」と笑った。
「461個のおべんとう」では一樹が卵焼きを作るシーンが多数登場する。道枝が料理に挑戦したいと話すと、井ノ原は「卵焼きを作ってみてよ。あんなに出てくるのに作ろうと思わなかったの?」と道枝を詰める。それに加えて「僕が映画の中で作っているのは銅のフライパンで熱伝導がいいから難しいんですけど、テフロン加工のフライパンだったら失敗なくできるからさ。まずはそこからやってみるのがいいんじゃない? 勉強になるよ。紅生姜を卵焼きに入れるのは関西から来たやつみたいだし、作ってお父さんとお母さんに食べてもらうとかさ」と道枝に提案した。また井ノ原が「僕はね、キムチを刻んで入れたのが絶品でした。僕はもっと卵焼きを極めたいと思ってて。毎回ちょっと失敗してもリカバリできるのが卵焼きのいいところなんだけど、1回で全部きれいに作りたいと思ってます」と話すと、道枝は「食べたいな」と笑顔を見せる。井ノ原も「うん。いつかまた食べさせてあげたいなと思います」と笑った。
最後に後輩の道枝への激励のメッセージを求められた井ノ原は「僕は25年、彼はデビューして間もない中で、先輩として言ってあげられることがあるとするならば、続ける秘訣というか、一番大切にしないといけないものはファンと仲間です。逆に言うならばそれだけあればいいんじゃないかなと。君ならきっと大丈夫だと思うけど、今のまま謙虚に、ときには羽目を外しながらがんばってもらいたいです」とコメント。それを受けて道枝は「僕がここにいるのはファンの皆さんやスタッフの皆さんのおかげ。恵まれた環境にいさせてもらえてるなと思いますし、これからも謙虚な心を忘れずにやっていけたらと思います」と思いを語った。
(c)2020「461個のおべんとう」製作委員会