大友克洋監督作『AKIRA』ドルビーシネマ上映決定 従来では表現できなかったディテールを構築
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大友克洋監督作『AKIRA』が12月4日よりドルビーシネマで上映されることが決定した。
『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて1982年12月より連載が開始された『AKIRA』。独創的な世界観を持ったコミックは、国内はもちろん海外にまでその名を広め、書籍やキャラクターグッズなど幅広く展開されている。本作は、原作者の大友自らが監督を務め、製作期間3年、総制作費10億円という、当時のアニメーションでは考えられないほどの時間と労力、そしてアニメーション技法を惜しげもなく費やし、1988年に公開された。
最高機密「アキラ」を中心として、現代の政治と宗教が入り組み、それに若者たちのエネルギーが炸裂し、スケールはますます大きくなっていく。予測不能なストーリーもさることながら、細密画のように綿密に描きこまれた各カット、息つく間もないスピーディーなアクションシーンが描かれる。
「ドルビーシネマ」は、ドルビーラボラトリーズ社が開発したプレミアムシネマフォーマット。最新鋭のHDR映像技術「Dolby Vision」と立体音響技術「Dolby Atmos」に、映画を体験するために最適化されたシアターデザインを融合することにより、完全に映画に没入するシネマ体験を実現する。
今回、35mmマスターポジフィルムから4Kスキャンされた映像を、「ドルビービジョン」HDR映像にリマスターすることによって、従来のフォーマットでは表現が不可能だったコントラスト、輝度、色域で『AKIRA』の映像を再構築。従来のフォーマットでは潰れてしまっていた明るい光や隠れてしまっていた暗部の深いディテールが表現される。
■上映劇場
【東京都】丸ノ内ピカデリー
【神奈川県】T・ジョイ横浜
【埼玉県】MOVIXさいたま
【愛知県】ミッドランドスクエアシネマ
【京都府】MOVIX京都
【大阪府】梅田ブルク7
【福岡県】T・ジョイ博多
■公開情報
『AKIRA』
12月4日(金)より、全国ドルビーシネマにて上映
原作:大友克洋『AKIRA』(講談社)
監督:大友克洋
配給:東宝
(c)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会