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「歴史的重責に震えております」宇多丸が森田芳光作品を語りまくる上映イベント

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宇多丸

RHYMESTERの宇多丸が11月3日より東京・新文芸坐で開催されるイベント「2018年の森田芳光 -森田芳光全作品上映&史上初!ライムスター宇多丸語り下ろし-」に出演する。

宇多丸発案によるこのイベントでは2011年12月に亡くなった森田芳光監督の作品を、11月3日から12月16日にかけて全27回にわたってトーク付きで上映する。トークは毎回1時間行われる予定で、宇多丸は、森田作品のプロデューサーを務めた監督夫人の三沢和子とトークを繰り広げる。また5作品鑑賞者には「の・ようなもの」のフィルムしおりがプレゼントされる。宇多丸はイベント参加に際して「聴き手役を仰せつかり、その歴史的重責に震えております……!」とコメントしている。

チケットは9月22日よりチケットぴあ、新文芸坐窓口にて販売される。

宇多丸コメント

2011年に急逝するまでの約30年間、自主制作の実験精神を保ったまま、日本映画界のトップ監督としてキャリアを更新し続けた森田芳光。ただし、全作に彼ならではの先進的なコンセプトが込められているからこそ常にスリリングだったモリタ映画ですが、それゆえ作品によっては、時代に先駆け過ぎていたりアイデアが先走っていたりで、十分な評価や理解が得られているとは言い難いものも多々残されている、というのが現状だと思います。そこで今回の連続上映。森田作品のプロデューサーであり監督の奥様でもある三沢和子さんの貴重なお話をうかがいつつ、「今」の視点からそのフィルモグラフィを見つめ直し、前述のギャップを出来る限り埋めてゆくことで、森田芳光というこの稀有な映画作家の全体像に、改めて迫ろうという試みです。聴き手役を仰せつかり、その歴史的重責に震えております……!

「2018年の森田芳光 -森田芳光全作品上映&史上初!ライムスター宇多丸語り下ろし-」上映作品

2018年11月3日(土・祝)「ライブイン茅ヶ崎」「の・ようなもの」「シブがき隊 ボーイズ&ガールズ」
2018年11月4日(日)「(本)噂のストリッパー」「ピンクカット 太く愛して深く愛して」「家族ゲーム」
2018年11月10日(土)「ときめきに死す」「メイン・テーマ」
2018年11月11日(日)「それから」「そろばんずく」
2018年11月17日(土)「悲しい色やねん」「愛と平成の色男」
2018年11月24日(土)「キッチン」「おいしい結婚」
2018年11月25日(日)「未来の想い出・Last Christmas」「(ハル)」
2018年12月1日(土)「失楽園」「39-刑法第三十九条-」
2018年12月2日(日)「黒い家」「模倣犯」
2018年12月8日(土)「阿修羅のごとく」「海猫」
2018年12月9日(日)「間宮兄弟」「サウスバウンド」
2018年12月15日(土)「椿三十郎」「わたし出すわ」
2018年12月16日(日)「武士の家計簿」「僕達急行 A列車で行こう」