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“没入型の体験”目指した長編アニメ「Away」コンセプトアート解禁

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「Away」コンセプトアート

ラトビアの3DCG長編アニメ「Away」のコンセプトアートが9点解禁された。

本作は飛行機事故である島に不時着した少年を主人公にしたロードムービー。ギンツ・ジルバロディスが製作、監督、編集、音楽をすべて1人で担当し、3年半の歳月を掛けて作り上げた長編デビュー作となる。アヌシー国際映画祭で実験性・革新性のある長編作品を対象とするコントルシャン賞初代グランプリに輝くなど、各国で高く評価された。

劇中では、謎の黒い影から逃れオートバイで島を駆け抜ける少年の不安や孤独、希望が全編セリフなしでつづられていく。コンセプトアートには美しい青空、滝が流れる山肌、荒野や火山、そして星が輝く夜空など、少年が目にする光景の数々が描かれている。

脚本やストーリーボードを用意せず、スケッチとキャラクター作りからアニメーションを作り始めたジルバロディス。雄大な自然を旅する少年の姿を多彩なカメラワークで捉えた。「3DCG空間でのカメラワークを使って、さまざまな角度から撮影しました。それは通常のアニメ映画の作り方よりも即興的。この手法は偶然発見したのですが、とても有意義なものでした」と振り返る。

ジルバロディスは「風ノ旅ビト」「INSIDE」「ワンダと巨像」など、ビデオゲームから多大な影響を受けたそう。「自分のことを忘れられる“没入型の体験”を作りたかったのです。日常とは別の場所に連れていかれて、その中に浸る。『Away』のさまざまな気分や雰囲気を皆さんに体験してもらいたいです」と、本作に込めた思いを語っている。

「Away」は12月11日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。愛知・名古屋シネマテークでは12月26日、大阪・テアトル梅田と京都・出町座では2021年1月22日より上映される。

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