西川貴教が生まれ変わった日清POWER STATIONでこけら落とし公演、ASCAと「天秤」歌唱も
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左から西川貴教、ASCA。
昨日11月21日に西川貴教が出演する、東京・日清食品 POWERSTATION[REBOOT]のこけら落とし公演「『日清食品 POWER STATION [REBOOT]』こけらおとし 3DAYS =DAY1=(OPENING SPECIAL NIGHT)」」が行われた。
日清食品 POWER STATION [REBOOT]は配信に特化したライブハウス。日清食品ホールディングス株式会社が、1998年より約10年間、多くのアーティストの公演が行われたライブハウス・NISSIN POWER STATIONを新たな形でオープンさせた。西川はこけら落とし公演で、ライブで初披露となる新曲を含む計11曲を披露して視聴者を喜ばせた。
ライブ直前にはこの公演のリハーサルと囲み取材が行われた。彼は囲み取材で日清食品 POWER STATION [REBOOT]のオープンについて「僕は何度かバンドとしてメジャーデビューしているのですが、その頃にNISSIN POWER STATIONに立たせていただいたことがありました。10代の頃の憧れの場所が、新しい時代に合わせた形で生まれ変わってスタートするというのは感慨深いです。来年以降どういった形で思いを届けていけばいいのかと葛藤していましたが、そういう思いを抱いているアーティストを支えてくれる場所がまた1つ増えたのはうれしいですし、そんな場所に最初に立たせていただけるというのは光栄だなと思っています」としみじみとした表情を浮かべた。
さらに日清食品 POWER STATION [REBOOT]が配信に特化していることについては、「お客様と1つになって空間を作り上げるのがライブだと思っているので、僕自身は配信が今後のスタンダードになっていくとは考えていないのですが、視聴環境や条件を選ばないこのプラットフォームを利用して、たくさんの方がいろんなメッセージを届けてくれるんじゃないかと期待しています」と語った。彼は最後に「なくなったものや時間を思っても仕方がないので、1日も早く当たり前の日常を取り戻せるように、来年に向けて新しい気持ちでがんばっていけたらと思っています」と今後の活動について述べた。
その後行われたこけら落とし公演で、西川はオープニングナンバーとして「Roll the Dice」をセレクト。迫力のあるステージングと力強い歌声で視聴者を圧倒した。彼が間奏で目の前に観客がいるかのように掛け声をかけると、チャット欄には「うれしい。私たちが会場にいるみたいに対応してくれている」「臨場感すごい!」といったコメントが並んだ。
MCでは「今年は2月からまったくライブができないまま、もう11 月に……。そんな中で、この会場のこけら落としの初日という素晴らしい日に西川貴教を呼んでくださった関係者の皆さん、ありがとうございます!」と感謝を述べた。ここでゲストアーティストのASCAが登場。2人はコロナ禍の影響で西川貴教+ASCAとして、予定していた活動ができなかったことへの悔しさを語り、西川の「こういった場所を与えていただいたわけですから、せっかくだから思いっきり歌って届けていこうよ」という言葉をきっかけに、2人でテレビアニメ「白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE」のオープニングテーマ「天秤-Libra-」を熱唱した。西川は最後に、ライブで初披露となる新曲「As a route of ray」をパフォーマンス。高揚した様子の西川は上着を脱ぎ捨てて熱演を繰り広げて、チャット欄を盛り上げた。