古川雄大、『極主夫道』『エール』でコミカルなキャラクターをものに 独特な存在感でなりきる演技
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第6話で雅(志尊淳)の恋が走り出していった『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系)。第7話では、一風変わって龍(玉木宏)と警察官の酒井(古川雄大)によるネオポリスガールのフィギュア争奪戦が繰り広げられていった。
龍は家の掃除中に、美久(川口春奈)が大事にしていたネオポリスガールのフィギュアをうっかり壊してしまう。バレる前に再入手しないといけないとおもちゃ屋へ向かい、同じフィギュアを見つけたが、値段が20万円と高価でその場では買うことができなかった。
するとそこへ警察官の酒井と佐渡島(安井順平)がやってきて、酒井がそのフィギュアに目をつける。酒井もまた美久と同じくネオポリスガールが大好きで、フィギュアを探していたのだ。
フィギュアを買うために、お金を貯めないといけなくなった龍は、喫茶店やスーパーで働くことに。婦人会のバレーボールチームにも参加し、そこでも謝礼をもらい抜け目なくお金を貯めていく。いつ休んでいるか心配になるほど、色んなことをこなしていった。
だが、その裏で密かにフィギュアを買いたいと節約を試みる酒井。食事を我慢しては神経を擦り減らしながらお金を貯めていく。
龍と酒井が同時に20万円を貯め切り、おもちゃ屋に向かったが、タッチの差で先を越されてしまった。それでも諦められない2人。龍が半ば強引にスムージーで酒井との盃を交わし、お互いに協力をしてフィギュアを探すことに。
幻のおもちゃ屋があるという情報を嗅ぎつけた酒井は、龍と協力してそのおもちゃ屋があると噂される聖地を巡っていく。おもちゃ屋と思われる場所に着いた2人は、指令の通りにオーシャンポリスとピンキーポリスの踊りを見せたが、そこは本当に麻薬取引の現場であった。
個性的な警官・酒井を演じる古川雄大。ミュージカルを中心に活躍をしながら最近は映画やドラマへ立て続けに抜擢され、活躍の幅を広げている。ハキハキとした滑舌と端麗な顔立ちから、映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、『トップナイフ-天才脳外科医の条件-』(日本テレビ系)、『エール』(NHK総合)と個性的でどんな人かがわかりやすい人柄を気品のある佇まいでこなしてきた。そして、今回の役も個性的でコミカル要素が強めな役で、リアクションや変化がハッキリとしていてわかりやすい演技に加えて、ネオポリスガールのキャラクターになりきる姿も見せた。
『エール』では、ミュージックティーチャー、そして占い師の一面にユニークな人柄が上乗せされて、存在感のあるキャラ立ちに。本作では、それが警官となって出てきている。色んな職業に変化しながら、独特な存在感でなりきる演技を見せ、空気を作っていくイメージがより強くなった。
第6話以降、さらに脇を固める登場人物と龍との物語に焦点が当たる1話完結の物語が繰り広げられる。その中でさらなる登場人物の個性が垣間見られるようになってきた。その中でも勘違いが巻き起こす大それた物語が生まれる脚本は健在。今回は、龍と酒井が夜に怪しげに交わっていたことから薬物を売買していると勘違いされ、かたやで天雀会からは龍が病気になってお金が必要になっていると勘違いされ、それによって龍の隠し事が美久にバレてしまった。それらの勘違いがしっかりと伏線となり、オチに繋がっていく流れも気持ちよくておもしろい。
■岡田拓朗
関西大学卒。大手・ベンチャーの人材系企業を経てフリーランスとして独立。SNSを中心に映画・ドラマのレビューを執筆。エンタメ系ライターとしても活動中。Twitter/Instagram
■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
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