焚書の対象になるのは勲章、亡命家族の決意描く「ヒトラーに盗られたうさぎ」新映像
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「ヒトラーに盗られたうさぎ」
11月27日に封切られる「ヒトラーに盗られたうさぎ」より、新たな本編映像の一部がYouTubeで公開された。
絵本作家ジュディス・カーの自伝的小説を映画化した本作。ナチスが政権を握る直前に故郷ドイツを出国しイギリスへ渡ったカーの過酷な亡命生活をもとに、9歳の少女アンナが困難を乗り越えながら家族との絆を深めていく姿が描かれる。新人のリーヴァ・クリマロフスキがアンナを演じたほか、オリヴァー・マスッチが父アルトゥアに扮した。
公開されたのは、叔父のユリウスが一家の逃亡先であるスイスを訪ねて来たシーン。うさぎのぬいぐるみがナチスに収奪されたことに落ち込むアンナの姿や、自身の著作が焚書の対象となったことを知ったアルトゥアが「焚書の対象となるのは勲章だ」と毅然と言い放つさまが収められている。
「名もなきアフリカの地で」のカロリーヌ・リンクが監督を務めた「ヒトラーに盗られたうさぎ」は、東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開。
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