井浦新がヘンテコ外科医、北村匠海が前髪ぱっつん看護師に 『にじいろカルテ』で高畑充希と初共演
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井浦新と北村匠海が、高畑充希が主演を務めるテレビ朝日の新木曜ドラマ『にじいろカルテ』に出演することが決定した。
本作は、朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)の脚本家として知られる岡田惠和のキャリア初となる医療ドラマ。『とと姉ちゃん』(NHK総合)、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)など様々なドラマで主演を飾る高畑が今回演じるのは、“秘密”を抱えたドクター・紅野真空。映画『神様のカルテ』やドラマ『僕とシッポと神楽坂』の深川栄洋が監督を務める。
東京の大病院の救命救急の現場で、夢と誇りを持ちながら働いていた真空に、ある日突然“とある病”が発覚する。しかし、医者だからといってお金もなく、仕事も続けたい彼女は、偶然知った山奥の小さな村の診療所で、病を隠して働くことになる。たどりついた“虹ノ村”で待ち受けていたのは、ヘンテコな外科医&看護師という、男2人との一つ屋根の下のシェアハウス生活。さらには、まるで妖怪みたいに個性豊かな村人たちに出会い、時に笑い、時に泣き、喧嘩しながらも、熱く命と向き合って成長していく。
真空がたどり着いた虹ノ村の診療所で、シェアハウスすることになったのは、ちょっと変わった残念な男たち。ツナギでグラサンで本業は農家だと豪語する、料理上手なヘンテコ外科医・浅黄朔を演じるのは、井浦。超絶優秀だけどすぐキレる、いじられキャラの若き前髪ぱっつん看護師の蒼山太陽を、北村が演じる。
韓国ドラマの主人公のような、髪ぱっつん姿で登場する北村は「太陽は沸点が低くて、朝食の準備をしていると思ったら、突然朔先生(井浦新)に対して大声でブチ切れたりするキャラクター。そして一気に100度まで上がった熱がすぐに冷水に戻るみたいな……波のあるカロリーが高い役です」と語り、ポップなツッコミキレキャラを全力で演じている様子。北村は映画『君の膵臓をたべたい』の物静かな繊細な役で注目を集め、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。最近では『とんかつDJアゲ太郎』でコミカルに演じきるなど多彩な演技力を持ち合わせ、さらにダンスロックバンド「DISH//」のメインボーカル兼ギターとしても活躍している。
そして、井浦演じるヘンテコ外科医・朔は、虹ノ村診療所で一番の古株で頼りになる存在かと思いきや、ツナギにサングラスという医者らしからぬ格好で、「本業は農家、副業が外科医」と豪語する自由奔放で天真爛漫な外科医。「自分の役は何か深いものを背負って村に来ているんですけど、きっと視聴者のみなさまは、何かを背負っているとは気づかないくらい、無邪気で奔放で。自分が話題の中心にいないとつまらなくなって、すぐに自分の話題を放り込んでいく……押しが強い妖怪みたいな存在です」と井浦が語るように、個性が際立つ役に挑む。『かぞくのくに』でブルーリボン賞助演男優賞を受賞、近年でも『アンナチュラル』(TBS系)や連続テレビ小説『なつぞら』(NHK総合)、『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(日本テレビ系)、『朝が来る』など、多数のドラマ・映画に出演している。
高畑、北村、井浦は本作が初共演。だが、それを感じさせないほどすでに熱い絆が芽生えている様子。北村は「高畑さんはすごく明るい印象のまま、そして予想をはるかに超えるフレンドリーさで。とても頼りになるし、親しみやすい座長です。井浦さんは大先輩ですが、音楽とか共通の趣味がたくさんあって、撮影合間も自然の中で一緒にお弁当を食べたり。今は “本当の兄貴”のように思っています」と仲の良さを語った。
一方の井浦は「充希さんは、こちちが年上なのに隅でもじもじしていたら、向こうから飛び込んできて、声をかけてくれる優しさを持っている方で。3人の中心にいつもいてくれます。匠海くんは自分の22歳の頃と比べると随分大人っぽくて話しやすいんです。匠海くんと話していると歳を忘れてしまうくらい妙に話が通じ合ったりして。そういう受け皿がある方だと感じています」と語り、3人の距離感の近さが伺える。さらに、井浦は「とにかく3人でのバランスが絶妙だなって思いますね。1人欠けても成立しないだろうなという3人で展開するシーンが必ずあるんですけど、この3人を選んでくださったプロデューサー陣はすごいなって思います」と語る。
それはシーンの中でも存分に発揮されているようで、北村は「現場は本当に楽しくて。お2人としゃべっているのを、そのまま芝居でもやっている感じです。アドリブも入って、普通に会話しているのを撮られているみたいな瞬間もあったり。そういう瞬間が本当に楽しくて、助け合いながら、笑い合いながらやっています」と撮影の様子を語る。以前、高畑が語っていたように、撮影現場では深川栄洋監督の優しくもスパルタな指導が飛んでくるそうだが、北村は「1つのシーンに、4つのシーンが濃縮されているくらいの展開があるんですよ」と言うと、井浦は「椅子に座って3人で食事をしながら会話をしているシーンなんですけど、1つのシーンが終わったら僕ら3人ともフラフラになっているんです」と言いながらも、「撮影はかなりハードルは高いんですけど、その難しさが3人だったら超えていける、3人で助け合えるから何がきても大丈夫だなって思います」と3人で挑む撮影に自信をにじませていた。
コメント
北村匠海(蒼山太陽役)
素敵な先輩方に囲まれるのもすごい楽しみでしたし、深川監督とお会いした時に「色々チャレンジすることが多いと思う」と言われ、この作品のお芝居を通して自分も役も成長できるかもしれないと感じたので、本読みの時点ですでにワクワクしていました。現場は本当に楽しくて、お二人としゃべっているのを、そのまま芝居でもやっている感じです。アドリブも入って、普通に会話しているのを撮られているみたいな瞬間もあったり。そういう瞬間が本当に楽しくて、助け合いながら、笑い合いながらやっています。いろんな“妖怪”みたいな人たちが出てくるドラマではあるのですが(笑)、人の温かさは、監督をはじめ皆さん心の内にはしっかり刻みながら芝居をしているので、今こういう大変な世の中で、このドラマを通して人の温かみに触れられるものにはなるのではないかなと思っています。また、僕達が毎日撮影現場で流すその汗と涙、そして笑顔が詰まっているので、楽しみにしていただければと思います。
井浦新(浅黄朔役)
最初に脚本を読んだ時に、温かく優しい気持ちになれるという印象がありました。さらに、共演者のみなさんの並んだ名前を見て、この物語をこの座組みでやったら「そりゃ面白いものができるだろう!」と思いましたし、実際に現場に入ってみると、温かさや優しさというのはさらに沸騰していって、とても生命感あふれる物語になっていっているなと感じています。撮影は、かなりハードルは高いんですけど、その難しさが3人だったら超えていける、3人で助け合えるから何がきても大丈夫だなって思います。ワンシーン、ワンシーンに、僕たちみんなの熱量が詰まっているので、何気ないシーンだったとしても、楽しく見ていただきながら、そこから何か生命感のようなものを感じ取っていただければ嬉しいです。そして、見てくださった方の背中をちょっと押してあげられるような、エネルギーになるような作品にしたいと思います。
■放送情報
『にじいろカルテ』
テレビ朝日系にて、2021年1月スタート 毎週木曜21:00〜21:54放送
出演:高畑充希、井浦新、北村匠海ほか
脚本:岡田惠和
演出:深川栄洋
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサ:貴島彩理(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作:テレビ朝日、アズバーズ
(c)テレビ朝日