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磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來がWOWOWで短編の監督に挑戦

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上段左から磯村勇斗、柄本佑、白石隼也。下段左から津田健次郎、森山未來。

磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來がショートフィルムの監督に挑戦するプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」がスタート。5人の手がける作品が、2021年1月13日からWOWOWオンデマンドで先行配信されるほか、1月23日19時よりWOWOWプライムで一挙放送される。

WOWOWが開局30周年を記念して立ち上げたこの企画は、5人の俳優が監督した作品の中から、視聴者や映画評論家の投票により選ばれた1作品を選定し、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)のグランプリを目指すもの。尺は25分以内、予算は全作共通、原作物はなし、監督本人が出演するといったルールが適用される。各作品の視聴者投票は、1月13日より番組の公式サイトでスタート。

このたび、各作品のキャストや内容も発表された。磯村の監督作「機械仕掛けの君」では、泉澤祐希が主演し、伊藤靖朗が脚本を担当。アンドロイドが進化した近未来社会を舞台に、泉澤演じるAI技術者の照康が反体制運動に身を投じる様子が描かれる。柄本の監督作「夜明け」には、森山直太朗が主演。下北沢の狭い部屋に独居しながらも「正義」を追求する田中が、人助けのために奔走するさまが映し出される。

また白石の監督作「そそがれ」では、吉村界人と神野三鈴が共演。絵画教室で主人公を指導する先生との秘密の共有がつづられる。津田の監督作「GET SET GO」には、竜星涼と大東駿介が出演し、ビルから飛び降りようとしていた慶とそれを引き止めた隼人が、ロシアンルーレットの賭場へ向かうさまが描かれる。そして、森山未來の監督作「in-side-out」では、永山瑛太が主演を務め、岩井秀人が脚本を執筆。部屋に引きこもっている男の脳内で垂れ流される外の世界への妄想や過剰な自意識、次第に虚実が裏返っていく様子が捉えられる。なお現在「アクターズ・ショート・フィルム」の公式サイトでは、各作品の予告編が公開中だ。

本プロジェクトに参加し、磯村は「準備から現場まで通し改めて感じた事は、スタッフさんへの感謝です。自分のやりたい事、わがままを具現化して下さり、愛を持って向き合って下さいました」とコメント。柄本は「いざ何をやろうかなと考えてみて16歳の時に書いた短編映画のホンを思い出しました。18年越しの企画を実現させていただきました」と明かし、白石は「自分で書いた脚本を、俳優陣が自由に軽やかに超えていく瞬間がとても印象的でした」と振り返る。また津田は「時間に追われてシーンの変更に舵を切りかけた時、妥協を押し止められたのは大東さんと竜星さんの言葉でした。お二人の言葉に救われました」と撮影を述懐し、森山未來は「芝居のみならず、独自の身体性と音楽性に惹かれていた永山瑛太さんとタイトなスケジュールの中でセッションできたのは非常に有意義な時間でした。楽しかった!」と永山とのタッグを喜んだ。

なお、監督のインタビューやメイキングを映した特別番組「アクターズ・ショート・フィルムの軌跡」を2021年1月16日にWOWOWプライムで無料放送。さらに、ショートショート フィルムフェスティバル&アジアが厳選した10作品が、1月4日から8日にかけて WOWOW シネマでオンエアされる。

磯村勇斗 コメント

オファーを受けたときの気持ち

監督のお話を頂いた時、正直悩みました。監督を一度やってみたいという気持ちは元々ありましたが、即答でYESと言えるような簡単な仕事ではない。
それに俳優業もあるのに務まるのか、と自問しましたが、それでもやはりこんな機会は滅多にないので挑戦させて頂きました。

作品作りで印象に残っていること

準備から現場まで通し改めて感じた事は、スタッフさんへの感謝です。自分のやりたい事、わがままを具現化して下さり、愛を持って向き合って下さいました。
そして、お芝居では泉澤祐希君がこの作品に一本芯を通してくれ、子役含めキャスト達にも支えて頂きました。作品作りは誰一人欠けることなく皆で作っていくものだと強く感じました。

柄本佑 コメント

WOWOWから監督のお話を頂いたとき若干悩みましたがやはり映画監督に憧れてこの世界に入りましたから残念ながら断る事ができませんでした、、、すみません、、、。さて、いざ何をやろうかなと考えてみて16歳の時に書いた短編映画のホンを思い出しました。18年越しの企画を実現させていただきました。撮影時はとにかくシンプルに自分の欲望と向き合っていたように思います。スタッフキャストの皆様大変お世話になりました。次は長編ですね。よろしくお願いします、、、っことで良いんですよね?

白石隼也 コメント

オファーを受けたときの気持ち

映画作りは信じられないほど大変だけど、信じられないほど楽しいものです。果たして自分に監督をする資格があるのかとても不安でしたが、恐れず挑戦してみることにしました。
俳優が撮る映画ならば、俳優たちに生き生きと演じて貰える現場にしたいとまず思いました。

作品作りで印象に残っていること

自分で書いた脚本を、俳優陣が自由に軽やかに超えていく瞬間がとても印象的でした。
主演の吉村界人さんと神野三鈴さんのラストシーンを撮り終えた直後、神野さんが不意に吉村さんを抱きしめるという一幕がありました。カットがかかった後も続く二人の世界をいつまでも観ていたかったです。

津田健次郎 コメント

オファーを受けたときの気持ち

以前より映画を撮りたいと思っていたのでとても嬉しかったです。しかも、贅沢な環境で映画を撮れる……最高だ……と。

作品作りで印象に残っていること

脚本執筆から撮影準備そして撮影本番、全てが大変でしたがとても楽しい時間でした。
時間が無い中での撮影だったので、当初予定していたカメラワークやカット割の変更が発生したのですが、スタッフの皆様の頑張りで何とか乗り越える事が出来ました。時間に追われてシーンの変更に舵を切りかけた時、妥協を押し止められたのは大東さんと竜星さんの言葉でした。お二人の言葉に救われました。情熱に溢れたキャストさん、スタッフさんと映画を作る事が出来て幸せです。皆様本当にありがとうございました。

森山未來 コメント

2年程前に「監督をやらないか」と誘われ、撮りたいとも自分が撮れるとも思っていなかったにも関わらず、自分の好奇心が突っ走った。パイロット版を2作品作ってみたが、その企画自体がボツになり、作品は宙に浮いた。
その内の1作品は幸運にも今年のショートショート フィルムフェスティバル&アジアで取り上げていただいたが、もう一つは編集の時点で挫折していて完成もできていなかった。が、またまた幸運にも今回WOWOWさんに声をかけていただき、こうしてリベンジをさせていただく運びと相なった。素晴らしいスタッフの皆さんと、そして芝居のみならず、独自の身体性と音楽性に惹かれていた永山瑛太さんとタイトなスケジュールの中でセッションできたのは非常に有意義な時間でした。楽しかった!