『グラミー賞』最多ノミネートはビヨンセ BTSも候補に The Weekndは落選
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『第63回グラミー賞』のノミネート作品とアーティストが発表された。
現地時間2021年1月31日に授与式の開催を予定している『第63回グラミー賞』。前回は「最優秀レコード賞」「最優秀楽曲賞」「最優秀アルバム賞」「最優秀新人賞」の主要4部門をビリー・アイリッシュが独占した。
今年の最多ノミネートは『Black Parade』で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞などの候補となったBeyoncéの9件。テイラー・スウィフト、ロディ・リッチ、デュア・リパが6件で候補となっているほか、Post Maloneが最優秀レコード賞、最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞にノミネートされている。
また米ビルボードのシングルチャートで韓国アーティストとしては初の1位を獲得したBTS“Dynamite”が、「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」にノミネートしている。
一方で、“Blinding Lights”“Heartless”などを収めたヒットアルバム『After Hours』を今年リリースしたThe Weekndは、有力候補とされながらノミネーションから漏れた。8年ぶりのニューアルバム『Fetch the Bolt Cutters』がメディアから高評価を獲得していたフィオナ・アップルは「最優秀ロックパフォーマンス賞」「最優秀ロックソング賞」「最優秀オルタナティブミュージックアルバム賞」などにノミネートされたものの、主要部門候補からは漏れている。
『アメリカン・ミュージック・アワード』『MTV Video Music Awards』といった音楽賞ではノミネートされており、複数のノミネーションが予想されていたものの、まさかのノミネートなしに終わったThe Weeknd。発表後には自身のTwitter、Instagramで「The Grammys remain corrupt. You owe me, my fans and the industry transparency...」をメッセージを発信。『グラミー賞』は腐敗したままだと指摘し、透明性のある選考を訴えた。
最優秀ロックパフォーマンス賞ではHAIM、ブリタニー・ハワード、Big Thief、フィオナ・アップル、フィービー・ブリジャーズ、グレース・ポーターの楽曲が挙げられ、女性ソロアーティストおよび女性ボーカルバンドの強さが目立った。
授賞式の模様は、日本時間2021年2月1日にWOWOWにて同時通訳、字幕でそれぞれ放送を予定している。同時通訳放送にはジョン・カビラ、ホラン千秋が出演。