村上隆の新彫刻《お花の親子》が六本木ヒルズに登場! 期間限定の「お花カフェ」もオープン!
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村上隆 《お花の親子》Haha Bangla Manus 2020年 素材:ブロンズ・金箔 サイズ:高さ1,000.1cm・幅647.1cm・奥行465.5cm (c)2020 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
11月26日(木)、六本木ヒルズの中庭に、現代美術アーティスト村上隆の手掛けた新作彫刻《お花の親子》が設置・公開された。また、この作品の公開に伴い、六本木ヒルズでは新プロジェクト「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」も始動する。
「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」とは、六本木ヒルズと村上隆によるコラボレーションプロジェクト。新型コロナの収束が見えない現在において、アートを通して未来への希望をつなぐことを目的としている。高さ10m以上、重さ11トン以上の黄金に輝く巨大な彫刻作品《お花の親子》の設置もプロジェクトのひとつだ。
《お花の親子》は、村上隆の作品において代表的なモチーフのひとつ、「お花」の親子が手をつないでいる彫刻。プレスプレビューでは《お花の親子》の着ぐるみをまとった村上隆が登場。
「コロナ禍のなか、自分も展覧会が立て続けに中止になるなどつらい日々が続いた。そんな状況でも前を向き続ける強い思いを込めた作品です」と新作を語った。
子どもに楽しんでもらいたいという願いも作品に込められているそうで、「笑顔の正面だけでなく、横や後ろから見ることで新しい発見ができる作品にしています。いろいろな角度から見て、楽しんで、写真に撮影してSNSで広めてほしい」と世界中の人々に作品を楽しんでもらい願いも口にした。本作品の展示期間は2021年5月末ごろまでを予定しているという。
そして、11月27日(金)には、ヒルズ カフェ/スペースに「お花カフェ」が2021年1月3日(日)までの期間限定でオープン。お花で埋め尽くされたにぎやかで華やかな空間だ。お花カレーのほか、パスタやサラダ、バーガーなどさまざまなお花モチーフのフードやドリンクが楽しめる。こちらもSNSで話題が沸騰しそうだ。
そして六本木ヒルズ内の森美術館では、村上隆をはじめ日本を代表する現代美術作家を紹介する「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」も開催中。2021年1月3日(日)までの開催なので、展覧会とともに、生まれたての村上隆ワールドを楽しんでみよう。
取材・文:浦島茂世
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