『Mステ』初出演の緑黄色社会、幅広い層に広がる「Mela!」から伝わるエネルギー ボーカルを軸とした吸引力がバンドの魅力に
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「Mela!」のヒットで注目度急上昇中の緑黄色社会が、11月27日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演し、同楽曲を披露する。
緑黄色社会は、男女混合の4人組バンドで、ロックとポップスの境目を感じさせない、スケール感あるバンドサウンドが持ち味。長屋晴子(Vo/Gt)、小林壱誓(Gt/Cho)、peppe(Key/Cho)、穴見真吾(Ba/Cho)のメンバー全員が作曲を手掛けることもあり、曲調も多彩だ。さらにボーカル以外のメンバー全員が“歌心ある”コーラスが出来るところも強い。前述したスケール感に一役買っている。そんなカラフルなサウンドの中で、軸になっているのが「歌」と「メロディ」である。ポップなメロディをダイナミックに聴かせる長屋のパワフルなボーカルが、このバンドの最大の魅力だが、そこに加えて素晴らしいのは、長屋のボーカルを軸とした楽曲全体の吸引力だ。キャッチーなメロでひきつけ、圧倒的なエネルギーで聴く者をとらえ、そして最後まで離さない。
「Mela!」は「♪ラララ ラララ♪」と繰り返される軽快なコーラスも楽しい、ダンサブルなアップチューン。ホーンを取り入れたゴージャスで遊び心あるアレンジも印象的。ファンクやディスコのティストを散りばめながらも、今時のジャストなグルーヴで躍らせるバンドのスキルもお見事な1曲だ。
同曲は、4月に配信リリースされた緑黄色社会のフルアルバム『SINGALONG』(9月にCD盤が発売)収録曲。同アルバムは配信リリース時に、iTunes総合ランキング、iTunes J-POPランキング、LINE MUSICアルバムリアルタイムランキングでそれぞれ1位を獲得している。そんな中、「Mela!」が「パルティ カラーリングミルク」CMソング、さらに『スッキリ』(日本テレビ系)の「ひとつになろう!ダンスONEプロジェクト」課題曲に起用されたのをきっかけに、長屋の歌声が広がっていった。現在、ストリーミング再生回数2,200万回を突破、MV再生回数は間もなく1,500万回に手が届きそうになっているが、今もなお、両方の再生数が伸び続けているから驚きだ。テレビを通じて若年層だけでなく、幅広い年齢層に「Mela!」が広がりつつあると言えるのではなかろうか。
ここで、コロナ禍の中でYouTubeやTikTokなどの動画投稿サイトの役割が、少し変わってきたことに触れたい。だいぶ省略したまとめになるが、これまで投稿サイトは自分1人でも作品を発表できる場所という意味合いが強かった。しかし自粛期間を経て違う意味合いが出てきたように思う。“人と繋がる場所”にもなってきたのである。すでにアップされた動画に自分の動画を加えてコラボレーションするパターンもあれば、「ひとつになろう!ダンスONEプロジェクト」のように、投稿動画を募り、ひとつの作品にまとめるパターンもある。緑黄色社会は、9月22日『スッキリ』に生出演し、前述したプロジェクトへ投稿された動画をバックに「Mela!」を歌唱。エンディングでは、長屋以外の3人が、ダンスの振り付けの仮面ライダーの変身ポーズを彷彿させる“ヒーローポーズ”を決めるキュートさも披露し、当日のTwitterトレンドに「緑黄色社会」がランクインした。
さらに緑黄色社会は、自分達でも積極的にSNSや動画投稿サイトを活用。早稲田大学のアカペラサークル・SCSの一部員が企画した「Twitterを通してリモートで集結した全国のアカペラ2年生92名による『Mela!』の大合唱動画」とコラボレーションするなど、ジャンルや立場を問わず、積極的に音楽でコミュニケーションを取ろうとしている姿勢も良い。このフレキシブルさは、これからのエンターテインメントに必要な信念そのものだ。
12月5日には一夜限りの有観客配信ライブ『SINGA LONG tour 2020 -last piece-』も決定している緑黄色社会。“再生”に必要なエネルギーをもらえるパワーは、テレビからでも、配信の画面からでも十分伝わるだろう。次なる展開が、今、最も気になるバンドである。
■伊藤亜希
ライター。編集。アーティストサイトの企画・制作。喜んだり、落ち込んだり、切なくなったり、お酒を飲んだりしてると、勝手に脳内BGMが流れ出す幸せな日々。旦那と小さなイタリアンバル(新中野駅から徒歩2分)始めました。
Piccolo 266 インスタグラム
■番組情報
テレビ朝日『MUSIC STATION』
11月27日(金)21:00~21:54
番組ホームページ
■「Mela!」関連コンテンツ
ダリヤ「パルティ カラーリングミルク」『今の気分で塗りかえる』篇
日本テレビ系「スッキリ」『ひとつになろう!ダンスONEプロ ジェクト』完成動画
「Mela!」Music Video
■ライブ情報
『SINGALONG tour 2020 -last piece-』※ワンマン
2020年12月5日(土) 会場観覧 (神奈川・KT Zepp Yokohama) + 生配信 (uP!!!)
『MERRY ROCK PARADE 2020』
2020年12月20日(日)愛知・ポートメッセなごや
『FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY』
2020年12月26日(土)大阪・インテックス大阪
『rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 2021』
2020年12月29日(火)千葉・幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール
■リリース情報
『SINGALONG』
好評発売中
CD・ダウンロード・ストリーミング
特設サイト
初回生産限定盤【CD+Blu-ray】
ESCL-5376~7 ¥4,091+税 リョクシャカ詰め合わせBOX仕様
<付属物>
収録曲歌詞グラフィックカード/メンバーによる楽曲解説インタビュー付きPhotobook
通常盤【CD】
ESCL-5378 ¥3,000+税
<付属物>(初回仕様のみ)
小林壱誓画伯によるメンバーイラストステッカー
初回生産限定夏を生きた盤【2CD】
ESCL-5443~4 ¥3,545+税 紙ジャケ仕様
<付属物>
「夏を生きる」歌詞グラフィックカード
<収録内容>
【初回生産限定盤 DISC1・通常盤・初回生産限定夏を生きた盤 DISC1 共通】
01. SINGALONG
02. sabotage
03. Mela!
04. 想い人
05. inori
06. Shout Baby
07. スカーレット
08. 一歩
09. 愛のかたち
10. 幸せ
11. Brand New World
12. あのころ見た光
13. 冬の朝
【初回生産限定盤 DISC2】
奏でた音の行方 vol.2 – 2019.11.10 –
またね
逆転
sabotage
Alice
真夜中ドライブ
想い人
Music Video
あのころ見た光
幸せ
想い人
sabotage
Shout Baby
【初回生産限定夏を生きた盤 DISC2】
01. 夏を生きる
02. Mela! (夏を生きたRemix)
03. sabotage (SINGALONG tour 2020 -夏を生きる- 2020.7.24)
04. Shout Baby (SINGALONG tour 2020 -夏を生きる- 2020.7.24)
05. 802 BINTANG GARDEN「緑黄色社会の社会実験」
■関連リンク
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